ハイスペックなPC上でMac OS X「Leopard」を走らせる方法があるそうです。オリジナルの著者は「Hackintosh」と呼んでいます。昔、僕のトルコ人の友人が、Macのファイル互換性の無さに「Fuckintosh」と名付けて依頼の革命的な呼び名です。
Build a Hackintosh Mac for Under $800
インストール手順を以下でご紹介。Leopardへのパッチの当て方などは、BitTorrentを使うという前提で解説していません。詳細を知りたい方は、上記リンクを参照してください。
「Hackintosh」ハード構成
CPU: 2.2GHz Intel Core 2 Duo
RAM: 4GB (4 x 1GB)
マザーボード: ASUS P5W DH Deluxe motherboard
グラフィックカード: GeForce 7300GT (Mac Proと同じ)
HDD: 500GB IDE
DVD: バルク
ケース: Antec Sonata case
マザーボード設定
Hardware Compatibility List(HCL)を見ると、上記のマザーボードは掲載されていませんが動作するみたいですね。マザーボードはデフォルトでCore 2 Duoをちゃんと認識しないので、BIOSアップデートをしてるみたいです。
以下のSATA関連のBIOS設定が必要。
1)SATA→AHCI
2)Advancedタブ
→Onboard Devices Configuration
→JMicron SATA / PATA Controller
→ Disabled.
既にパッチを当てたLeopardが流通している
BitTorrentで既にHackintosh用のパッチがあたったLeopardが流通してるそうなので、ぜひ手に入れましょう。それが手に入らない場合は、自分でパッチを当てる作業が必要です。やり方はここを参照。ぱっと見めんどくさそうなので、BitTorrentで地道にダウンロードした方がよいでしょう。
インストールは意外と簡単
1)インストールDVDをDVDドライブに入れて起動
BIOSでDVDドライブから優先起動させる設定をするのをお忘れなく
2)F8を叩く
3)「boot:」がでたら「-v -x」と打ってリターン
文字がずらずら流れたあとGUIモードに突入
4)HDDをフォーマット
4−1)フォーマットするHDDを選択
4−2)「パーティション」タブを選択
4−3)ボリュームの方式「1 partition」
ボリュームの名前「Leopard」にする
Mac OS 拡張フォーマット選択
4−4)クリック「オプション」タブ
→「Master Boot Record」を選択
5)インストーラーの手順通りに進める
最後に「Customize」を選択し、以下を非選択にする
「Additional Fonts」
「Language Translations」
「X11」
6)システム再起動後の処理
上記1)2)と3)を繰り返す
GUIが上がったら「ユティリティー」→「ターミナル」でターミナルを開く
ターミナル上で
cd /Volumes/LeopardPatch
その後以下のコマンドでシェルスクリプトが走る
./9a581PostPatch.sh
7)システム再再起動後には「Leopard」搭載のHackintosh完成
ベンチマークもしてる
ベンチマーク結果もあるみたいですね。Mac Proと比較しても、なかなかの性能です。っつーか中身がほぼ同じなら、当然と言えば当然か。
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<追伸>
旅行に行くといつも時差ぼけに悩まされるんですが、今回はまったくありません。日本に帰って来てから日中は眠くならずに、ちゃんと夜寝れたことが幸いしました。日本に帰って来てつくづく思うのは「日本はちゃんとしすぎて旅のサプライズが何も無い」ということです。バスもきっちり時間通りに来るし、到着時間もほぼ正確。もうちょっと荒っぽい感じでも、世界の人々は許してくれると思う。