2011/08/15

テクノロ散策的マンガ論「バオー 来訪者」

「バオー来訪者」は僕が大きく影響を受けたマンガですね。仮面ライダーのような正式な正義の味方ではなく、制御の効かない力ってのがすごく斬新でした。


主人公は悪の科学者に寄生虫を埋め込まれた影響で、バオーに変身するという望まれない能力を持ってしまいます。変身後のバオーは今ひとつ制御不能で、敵とみなしたものを倒すって感じでなんか不安定な感じ。こういう不安定さに魅力を感じましたねぇ。「俺は強いけど、その強さを制御できないから弱いふりしてるんだぜ」っていう雰囲気にあこがれました。

バオーにはいくつかの変身能力がありますが、「リスキニーハーデン・セイバー・フェノメノン」という技がすごく格好いい。腕からブレードがべりべりと起き上がってきて、それで敵を切りまくるという、当時としてはすごく斬新な攻撃能力でした。小学校の図工の時間に、この腕のブレードを段ボールとガムテープで再現したやつがいて「やられたっ」って思いました。僕は、体液で敵を溶かす「メルテッディン・パルム・フェノメノン」で対抗しましたけどね。

作品は2巻で完結してしまいましたが、もっと続いて欲しかったですね。2巻で完結するように書いたのかもしれませんが、、ジョジョの後にこれを書いてたらもっと濃い話になったのかもしれない。力をコントロールできるようになったバオーと、別の寄生虫を植え付けられた敵バオーが対決していくってのも、想像すると面白そうな話。でも、最後はやっぱり悲しい終わりになるんだろうなぁ。

僕としてはバオー来訪者は続編を書いて欲しいマンガNo.1です。

<追伸>
最近取り組んでいた転職活動は決まったかと思いきや、最後の最後でどんでん返しがあり、おじゃんになりました。いままで見てきた案件では一番楽しそうだったので、期待していたので残念です。なんでも昨期の業績が悪かったので僕が応募してたポジションがなくなってしまったとか。そりゃねーぜって感じ。大手の台湾企業だったのですが、今台湾って勢いがあるので今後も何かチャンスがあればいいなーって思ってます。企業はここしかないというわけでもないし、いい話があればこれからもどんどんチャレンジしたいと思ってます。