2011/05/28

椎間板ヘルニアになったら

約1ヶ月前くらいに椎間板ヘルニアが発症して、そこから寝込んでしまいました。ベッドで横になっていたら、突然激痛が走り左足がビリビリしびれてどうにもならない状態になりました。医師の診断は「椎間板ヘルニアからくる座骨神経症」でした。そこから約1ヶ月の闘病生活を送りましたが、すごくつらくて長い1ヶ月でした。この体験で得た教訓をご紹介したいと思います。

【救急医療では対処が不十分】
救急車で運ばれて救急医療を受けましたが、痛み止めの注射も貰った薬も効き目ありませんでした。専門医でないと適切な処置ができない可能性が高いので、椎間板ヘルニアの場合はあわてて救急車呼ぶよりも落ち着いて整形外科に駆け込む方がいいと思います。自覚症状で「椎間板ヘルニアだ」とわかるなら、MRIを持っているような大きめの病院に行った方がいいです。レントゲンでは軟骨の出方がわからないそうなので、MRIですぐに見てくれるところの方が話が早いと思います。

【入院は保険次第】
僕は入院もせず、自宅での保存療法をしました。入院してもおかしくなかったらしいのですが、ヘルニアの度合いからして手術もしないと言われたので、寝てるだけなら家で寝てても一緒だなと思って入院しませんでした。保険に入っていないと入院費用も経済的に打撃です。なんだかんだで10万〜15万くらいはかかるようです。10万円以上の医療費がかかった場合、確定申告をするといくらか戻ってくるみたいですが、ちょっとそれも面倒ですね。加入している任意保険が入院をカバーして、且つ医師が勧めてきたら入院してもいいのかもしれない。僕は入院しませんでしたが、自分が個人で加入している保険が入院とか疾病をカバーするかどうか確認しておきましょう。「保険があるからいいや」と思っていると、保証対象外だったりして後でがっくりきます。僕は傷害保険には入っていましたが疾病保険には入っておらず、保険がでなくてがっくりしました。

【大体1ヶ月くらいは寝込むようだ】
椎間板ヘルニアになった人に聞き込みを行ったところ、みんな大体3〜4週間は休むようです。強制的に休みを取るために入院する人もいました。そうでないと会社が休ませてくれないから、という理由が多かったです。かなり長期の休みとなってしまいますが、一生のうちの1ヶ月だと思ってじっくり時間をかけて治した方が、将来的には良い方向に向かうと思います。

【職場には重大な病気であることを伝える】
はっきり言って1〜2日で治るものじゃありません。かなり長く痛みが続いて、痛いときに動くと更に大きな痛みがきます。健康第一なので、職場には重大な病気でありしばらく働けない旨を最初に伝えて置いた方がいいと思います。しばらくしてちょっと動けるようになったら、ちょっと会社に出向いて引き継ぎを行えばそれほど迷惑もかけないでしょう。症状によっては数ヶ月休職する人もいるみたいです。

【会社の産業医と相談しよう】
どこの会社にもかかりつけの産業医というのがいらっしゃるみたいです。従業員の健康管理をする人で、休職に突入する為の判断をしてくれます。その存在自体も上司が把握してないかもしれないので、ちゃんと「産業医と話がしたい」と言ってみた方がいいと思います。会社と従業員の間の中立的な立場の人なので、病状が悪ければちゃんと味方になってくれますよ。

【休職しても給料の8割くらいでる】
会社毎の取り決めもあるのかもしれませんが、ルールとして休職した場合は月収の8割は支給されるというルールが一般的のようです。休職に入るには産業医に認めて貰う必要があるので、医師の診断書をもらって手続きを踏みましょう。僕は有給休暇の消費だけで休職には至りませんでしたが、休職しても一応収入はあるんだな、ということがわかりちょっと安心しました。

【医師からの診断書には休養期間を書いてもらう】
休職の手続きの時に医師の診断書が必要になります。診断書も何も言わないと「X月Y日から治療中」みたいな書き方をされて、役に立たず無駄になってしまいます。休職する場合には「1ヶ月の休養が必要となる見込み」とか、具体的な期間を書いてもらわないといけないようです。診断書は3千円くらいかかり、費用がバカにならないので最初から所望の内容を書いてもらいましょう。

【注射で痛みが消えている時は安静にする】
注射を打ってもらうと、激しい痛みが消えて動けるようになったりします。その時に「ああ、治った」と思って動かない方がいいです。僕は動いてしまったので、激しい痛みの第二波が来てしまいました。痛みが消えているだけで、病状はそのままなので、痛くなくてもできるだけ安静にして置いた方がよいです。

【激しい痛みは1〜2週間で終わる】
結構な期間で激しい痛みを感じながら過ごすことになります。ですが、痛みもいつか終わりがくるものです。「一生このままかもしれない」って僕も思いましたが、時間が経つと次第に痛みも和らいできます。痛みで眠れない夜もありますが、じっくり耐えて病院にいって痛み止め打ってもらって、また安静の繰り返しですが、何事も根気が必要です。じっと耐えて痛みの終わりを待ちましょう。

【安静以外の珍しいことはやらない】
痛みが激しい間は押したり引っ張ったりしない方がよいです。逆に痛みが悪化してしまいます。あまりに痛みが激しいので、いろんなことを試してみたい気持ちが湧いてしまいますが、安静意外に道は無いようです。僕は「ベッドが悪いのかな」と思い、床に布団を敷いて寝てみたところ、寝ているときに痛みが激しくなりやめました。とにかく痛みが無い状態で過ごせるポジションが見つかったなら、そこでそのまま安静に寝ている方がよいです。

【ネットでいろいろ情報を入手する】
椎間板ヘルニアをやった人って結構多いみたいで、症状も大抵同じみたいで治り方とか手術の判断の仕方とかが詳しくネットに掲載されています。「一生このままかもしれない、と悲観的になるのはやめましょう」とかも書いてあります。心が見透かされたみたいで、ちょっと恥ずかしかったですが、結局みんな同じ道をたどるということなのでしょう。身近に経験者がいれば、話を聴いてみるのも安心につながります。一人で孤独にもんもんと考え込んでしまうと、気持ちが落ち込んでしまうので。いろんな情報を入手して、自分がいまどういう状態なのか確認すると、心が落ち着きますよ。でも、変なクスリとかには手を出さないようにしましょう。多分効果ありません。

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<追伸>
病気なんぞするものではありませんが、こうして一回なった時に次に備えておくと心の準備ができてよいかもしれません。長期に渡っての治療が必要なので、肉体的にも精神的にも辛いですが、まあこれを乗り越えて強くなると思うしかないですね。あ〜、健康になりたい。