2011/08/22

フジテレビへの韓流抗議に想う

僕は世界の国々に対して嫌悪感とか別に持ちません。いろいろあったりする韓国とも、どうにか仲良くやる方法はないかな、と考えます。まあ、領土の問題とか戦争の問題とかいろいろあると思うが、近隣諸国としてよい関係であった方がいいに決まってますよね。

2011/08/15

テクノロ散策的マンガ論「バオー 来訪者」

「バオー来訪者」は僕が大きく影響を受けたマンガですね。仮面ライダーのような正式な正義の味方ではなく、制御の効かない力ってのがすごく斬新でした。


主人公は悪の科学者に寄生虫を埋め込まれた影響で、バオーに変身するという望まれない能力を持ってしまいます。変身後のバオーは今ひとつ制御不能で、敵とみなしたものを倒すって感じでなんか不安定な感じ。こういう不安定さに魅力を感じましたねぇ。「俺は強いけど、その強さを制御できないから弱いふりしてるんだぜ」っていう雰囲気にあこがれました。

バオーにはいくつかの変身能力がありますが、「リスキニーハーデン・セイバー・フェノメノン」という技がすごく格好いい。腕からブレードがべりべりと起き上がってきて、それで敵を切りまくるという、当時としてはすごく斬新な攻撃能力でした。小学校の図工の時間に、この腕のブレードを段ボールとガムテープで再現したやつがいて「やられたっ」って思いました。僕は、体液で敵を溶かす「メルテッディン・パルム・フェノメノン」で対抗しましたけどね。

作品は2巻で完結してしまいましたが、もっと続いて欲しかったですね。2巻で完結するように書いたのかもしれませんが、、ジョジョの後にこれを書いてたらもっと濃い話になったのかもしれない。力をコントロールできるようになったバオーと、別の寄生虫を植え付けられた敵バオーが対決していくってのも、想像すると面白そうな話。でも、最後はやっぱり悲しい終わりになるんだろうなぁ。

僕としてはバオー来訪者は続編を書いて欲しいマンガNo.1です。

<追伸>
最近取り組んでいた転職活動は決まったかと思いきや、最後の最後でどんでん返しがあり、おじゃんになりました。いままで見てきた案件では一番楽しそうだったので、期待していたので残念です。なんでも昨期の業績が悪かったので僕が応募してたポジションがなくなってしまったとか。そりゃねーぜって感じ。大手の台湾企業だったのですが、今台湾って勢いがあるので今後も何かチャンスがあればいいなーって思ってます。企業はここしかないというわけでもないし、いい話があればこれからもどんどんチャレンジしたいと思ってます。

2011/08/13

「抜擢される人の人脈力」を読んでみた感想

「抜擢される人の人脈力」を読んでみました。


いままでにリリースされている自己啓発本のまとめを作った、という感じです。体験談のところは面白いけど、特に確立された手法を示してくれるわけではない。自分を象徴するような技術を身につけ、それを全面に押し出していくことで、大きなチャンスを掴めますよ、ということを言っている。

要するに「何かに熱中している人は、人を引き寄せる」ということなんじゃないかなと。面白そうに何かをやっている人を見ると、一体何をやっているのか興味が湧きますよね。そうしているうちに「じゃあ、うちでも仕事やってみてよ」とか「あそこの社長に紹介しといたよ」とか、そういう具合にうまく転がることがあるということなのでしょう。しかし、チャンスを掴める人もいれば掴めない人もいるので、勉強会とか開いて自分を宣伝する機会を設けましょう、と本の中で助言してくれています。

勉強会は自分と同じ思想や興味を持った人と出会えるという面でいいなぁと思います。僕の業界は、あんまり技術者同士での交流ってのはないのですが、一回勉強会とかやってみたいなぁ。でも、僕の周りは大企業に染まっている人が多く、当たり障りのない感じで、あんまりこみ入った技術的な話ができる人がいないですね。でも、身近なところでなんかテーマ決めてやってみようかな。

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<追伸>
男塾芸人面白かったですねぇ。僕は飛燕のファンでした。鶴嘴千本最強じゃん!って感じ。最終奥義が何度も何度もでてきて、びっくりさせられました。「あの最終奥義やったら死ぬんじゃないのかよ!」って。一度、鶴嘴千本が尽きたように見せるために、足で小石を飛ばして鶴嘴千本が外れているようにみせかけて、実は最後の一本があって勝負を決めた試合がありました。今思うと姑息なマネですね。

2011/08/05

これからのテクノロジー業界で日本がどうすべきか

ぼんやりと今後のテクノロジー業界の展望でも考えてみようかなと思いまして、少し頭の中でまとまったことでも書こうかと思います。根拠があるものも無いものもあるので、ご参考まで。

<半導体業界>
日本の半導体業界は徐々にファブレス化していくんじゃないかと思います。つまり設計は日本でやるけど製造は海外でやるってことです。特に今回の地震の影響でマイコンの製造を止めてしまったのが、より流れを速めることになりそう。いままでは「ものつくりニッポン」という古くからの看板があったため、意地になって半導体工場を造っていましたが、製造コストはアジアに絶対勝てず且つ地震の心配があるとなると、日本製の半導体をベースとした商品はメーカーも安心できないですよね。でも、日本はまだ世界有数の研究開発能力があるので、ファブレス化して更に特許をきちんと抑えてライセンス料をいただくという方針でいいんじゃないかなと。今ある半導体工場は、試作ラインとして活用すればいいんじゃないかなと。次世代プロセスを立ち上げるほどの資金力ももはやないし、意地の張り合いはこのくらいにしておけばいいと思います。勝ち負けとかじゃなく、時代に合わせて得意なことで勝負すればいいというだけです。

<ディスプレイ(テレビ)業界>
日立やソニーもディスプレイの製造はやめるので、こちらもパネルはアジアから買ってきてブランドをくっつけて売るという商売になっていくことでしょう。この辞め方は「地デジまでがんばろう」って気がみえみえで、本当に日本の市場でしか勝負してなかったんだなと思い知らされてがっくりきました。新興国の需要だって今後伸びていくはずなのに、日本の地デジ化が完了したからやめまーすというのは、あまりに戦略に欠けると思う。テレビメーカーで残るのは、ソニーとシャープくらいでしょう。この変は世界的なブランドとして認められているから、新興国でのマーケティングをしっかりとやっていけばこれから挽回のチャンスはある。でも、これからはウェブ配信が発展していくので録画機能が今ひとつ意味をもたなくなるかもしれない。テレビにどういった付加価値をつけていくかが見所です。パナソニックのPDP(プラズマディスプレイ)は大型有機ELテレビがでたら、うっすらと消えていくでしょう。消費電力で有機ELに対抗できる技術が確立すれば、可能性はあるけど多分無理だな。きっとSamsungあたりが最初に有機ELテレビだしてくるんじゃなかろうか。日本には進出していないけど、世界ではバカ勝ちなので、日本メーカーが弱ってきたころに再上陸するんじゃないかなー、という予想。

<モバイル業界>
多分モバイル機器が、一般家庭のPCの代わりとして存在感をもってくるんじゃないかなと。もうすでになってるとは思いますけどね。自宅のパソコンが未だに「Windows98」だと言う人も、携帯は最新のスマートフォン使ってたりしますからね。今はスマートフォンはパソコンを親機とした子機のような存在ですが、クラウド化が進めばパソコンに依存する必要もなくなってくるので、一般家庭のパソコン所有率ってのは減っていくのかもしれません。それでもまあ、大画面でウェブサーフィンしたりメール書きたいって人はいるし、PCのゲームもあったりするので、完全に無くなるわけではありませんが、いままでのような存在ではなくなってくるでしょう。それを思うとタブレットPCは「自宅でモバイル」するのに非常に適したデバイスなので、今は一部のマニアが買っている感じですが、一般家庭のネット端末としてこれからはぐぐっと伸びていくと思います。

あと、モバイル機器は今は液晶パネルが主流ですが、有機ELにどんどん置き換わっていくと思います。有機ELによってより薄型で軽量にできるし、消費電力も低くなるので、軽くて長持ちな製品がでてくることでしょう。Samsungはモバイル機器では、すでに一部のハイエンドモデルでアクティブマトリックス式の有機ELパネルを使った商品をリリースしてきてますね。量産技術がもっと進めば、有機EL主体になっていくでしょうね。

<じゃあ日本はどうすべきか>
いままでの「ものつくり」路線は捨てて、研究開発を主体とした特許によるライセンス料で儲ける仕組みを作っていくしかないと思います。もはやハイテク分野では製造に関してはアジアに勝てません。以前のアメリカは日本に製造業で勝てないとみるや、巧みにインターネット産業にシフトして、未だ経済ではトップです。日本も時代の流れをきっちり受け止めて、無理なものつくりでの勝負をやめるべきだと思います。そうなると雇用が減っていくのは目に見えていますが、労働者も時代の流れに合わせて進化していかないといけません。なんだったら「海外の工場へ出稼ぎにいく」くらいの気持ちが必要です。Made in Japanにこだわる人もいますが、実は今Made in Japanってあんまり見なくなってますよね。それだけ製造拠点が海外に移っているってことです。コストの高い日本で無理に作る必要はなくて、日本の技術をのせて海外で作ればそれもひとつの「ものつくり」なんじゃなかろうかと。ここで「勝った負けた」にこだわってると、本当におだぶつすることになってしまう。

<じゃあ日本人はどうすべきか>
やっぱり英語か中国語勉強することですかね。そうやって、アジアとやりとりできる体勢を個人レベルで準備していかないと、企業に依存するいままでの生き方だところっとやられそうです。あとは、世界に求められる研究をすることですね。それも学術よりではなく、産業よりのきっちりと特許でライセンス料とれるような研究をするのが大事。それをやるには、やっぱり教育を変えていかないとダメですね。バイトとサークルと合コンに明け暮れているようなやつが大学卒業できる、っていう形だけの高等教育はやめた方がいい。格差は生まれるが、できるやつが日本の産業を引っ張って儲ける時期なのでしょう。また一時代過ぎれば、ゆったり年功序列・終身雇用の世の中に戻ってくるのかもしれないけどね。

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ブログの意義とは
e-book市場でAmazon Kindleが著者を囲い込み

<追伸>
この前甥の誕生日にニンテンドー3DSを買ってあげた矢先の値下げに驚きました。まあ、人にあげたものなので特に後悔の思いはありませんが、1万円はでかい。その1万円で、ソフト3個くらい付けてあげられたのになぁ、とは思う。でも、高い値段で購入した人にはゲーム無料配信するってことなので、まあ買ってあげた値段分くらいは遊べるんじゃなかろうかと。ゲーム産業ってホントどう転ぶかわからんなぁ。

2011/08/02

これからのキャリアの考え方

最近転職活動して思うのは、これからの時代を生き残るには「自分にどんな能力が備わっていて、それが世間でどれだけの需要があるか」を把握することだと思う。いかに世間が欲しがっている人間になれるか、が勝負をわける。学歴や資格はわかりやすいが、ただ持っているだけでは不十分で、それをどのように生かすことができるかを説明できる必要がある。多分普通の学歴社会は終わって、今度は「中身が問われる学歴社会」に変貌しつつあるのだろう。

自分に何ができて何をしようとしてるか
企業もただ漠然と人を欲しがっているのではなく、人件費も厳しいのですぐに使える人間が欲しい。それは中途採用だけでなく、新卒採用にも当てはまると思う。ただ有名大学を卒業しただけではダメで、そこで何をどのように学んで、それを今後どのように育てていくか、という明確なキャリアプランを持っていないと恐らく採用されなくなるだろう。なぜなら、今後は海外の労働力と勝負する時代になるので、彼らはかなり明確なキャリアプランを持ちそれを実現するための努力をしているから。

まあ、これもどこまで日本が鎖国を解除するかにもよると思うけど、これから産業を発展させようとするならば外国人の優秀な労働者をバンバンいれていく流れになると思う。特に技術系はそうなる。多分超大企業はしないところもあると思うけど、そこそこ大きな技術系の企業なんかはそうしていくんじゃないかな。

定期的に職務経歴書を書こう
転職の意志があるなしにかかわらず、自分の職務経歴書を作ってみるのはいいことだと思う。もし、社内調整力のような自社でしか使えないスキルしかなくて、経歴書に書くことがないのだったらかなり危ない。よそに行っても使える能力が明記できないのは、会社に依存しすぎている証拠だ。僕の会社では図面を書く作業があり、その図面をフォーマット通りに正確に書くという作業にかなりの時間を費やすことになる。これをきっちりこなせるスキルというのも大事だと思うが、フォーマットは他社にいけば違ってくるわけで、むしろ図面で言わんとしている中身が重要だと思う。図面上のことをちゃんと理解し、細部までこだわり、納得のいく設計ができているのであれば、その思想自体は表にでても通用するだろう。定期的に職務経歴書をアップデートして、特に書くことがなかったら「この数年間無駄にしたな」って感じ。

外にでようとする意志が必要
外部で使える知識・スキルを持っていて、それをちゃんと日常業務で使って磨きをかけていれば、この先食いっぱぐれることはないんじゃないかな。そして、今よりいい条件で働きたいという欲求を持ち続けて、外部に対してアンテナを伸ばしていれば、そのうちチャンスが舞い込んでくるでしょう。シリコンバレーのレベルまで流動的になる必要もないと思うが、技術者の地位をあげるには、もう少し努力が必要だと思う。企業が「どうせやめないんでしょ」っていう態度を取っているうちは、買いたたかれると思うね。

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ブログの意義とは

<追伸>
僕はバラエティー番組結構好きでよく観ますが、最近の若手芸人は大きな声で普通なこと言って面白そうな雰囲気だけだして笑わしているように思う。もう少しひねりを聞かしてもらえると、観ている側も楽しめると思う。ピースとかは、二人だけでトークしてるネット番組を観たら結構面白かった。でも、さんまとかと絡むと今ひとつ。面白いこと言ったところをテレビで使ってもらってないだけなのか、それとも大御所相手に萎縮しているのか。さんまがすごいのは、出演する時間帯によってブラックさを出したり引っ込めたりするところだと思う。家族向けにはわかりやすく、マニアに向けてはちょっとブラックに。それも芸なんだろうなぁ。