2007/11/26

PCでLeopardが走る「Hackintosh」の作り方

ハイスペックなPC上でMac OS X「Leopard」を走らせる方法があるそうです。オリジナルの著者は「Hackintosh」と呼んでいます。昔、僕のトルコ人の友人が、Macのファイル互換性の無さに「Fuckintosh」と名付けて依頼の革命的な呼び名です。

Build a Hackintosh Mac for Under $800


インストール手順を以下でご紹介。Leopardへのパッチの当て方などは、BitTorrentを使うという前提で解説していません。詳細を知りたい方は、上記リンクを参照してください。

「Hackintosh」ハード構成
 CPU: 2.2GHz Intel Core 2 Duo
 RAM: 4GB (4 x 1GB)
 マザーボード: ASUS P5W DH Deluxe motherboard
 グラフィックカード: GeForce 7300GT (Mac Proと同じ)
 HDD: 500GB IDE
 DVD: バルク
 ケース: Antec Sonata case

マザーボード設定
Hardware Compatibility List(HCL)を見ると、上記のマザーボードは掲載されていませんが動作するみたいですね。マザーボードはデフォルトでCore 2 Duoをちゃんと認識しないので、BIOSアップデートをしてるみたいです。

以下のSATA関連のBIOS設定が必要。
1)SATA→AHCI
2)Advancedタブ
  →Onboard Devices Configuration
   →JMicron SATA / PATA Controller
    → Disabled.

既にパッチを当てたLeopardが流通している

BitTorrentで既にHackintosh用のパッチがあたったLeopardが流通してるそうなので、ぜひ手に入れましょう。それが手に入らない場合は、自分でパッチを当てる作業が必要です。やり方はここを参照。ぱっと見めんどくさそうなので、BitTorrentで地道にダウンロードした方がよいでしょう。

インストールは意外と簡単
1)インストールDVDをDVDドライブに入れて起動
 BIOSでDVDドライブから優先起動させる設定をするのをお忘れなく

2)F8を叩く

3)「boot:」がでたら「-v -x」と打ってリターン
 文字がずらずら流れたあとGUIモードに突入

4)HDDをフォーマット
 4−1)フォーマットするHDDを選択
 4−2)「パーティション」タブを選択
 4−3)ボリュームの方式「1 partition」
     ボリュームの名前「Leopard」にする
     Mac OS 拡張フォーマット選択
 4−4)クリック「オプション」タブ
      →「Master Boot Record」を選択

5)インストーラーの手順通りに進める
 最後に「Customize」を選択し、以下を非選択にする
 「Additional Fonts」
 「Language Translations」
 「X11」

6)システム再起動後の処理
 上記1)2)と3)を繰り返す
 GUIが上がったら「ユティリティー」→「ターミナル」でターミナルを開く
 ターミナル上で
  cd /Volumes/LeopardPatch
   その後以下のコマンドでシェルスクリプトが走る
  ./9a581PostPatch.sh

7)システム再再起動後には「Leopard」搭載のHackintosh完成

ベンチマークもしてる
ベンチマーク結果もあるみたいですね。Mac Proと比較しても、なかなかの性能です。っつーか中身がほぼ同じなら、当然と言えば当然か。

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<追伸>
旅行に行くといつも時差ぼけに悩まされるんですが、今回はまったくありません。日本に帰って来てから日中は眠くならずに、ちゃんと夜寝れたことが幸いしました。日本に帰って来てつくづく思うのは「日本はちゃんとしすぎて旅のサプライズが何も無い」ということです。バスもきっちり時間通りに来るし、到着時間もほぼ正確。もうちょっと荒っぽい感じでも、世界の人々は許してくれると思う。