最近転職活動して思うのは、これからの時代を生き残るには「自分にどんな能力が備わっていて、それが世間でどれだけの需要があるか」を把握することだと思う。いかに世間が欲しがっている人間になれるか、が勝負をわける。学歴や資格はわかりやすいが、ただ持っているだけでは不十分で、それをどのように生かすことができるかを説明できる必要がある。多分普通の学歴社会は終わって、今度は「中身が問われる学歴社会」に変貌しつつあるのだろう。
自分に何ができて何をしようとしてるか
企業もただ漠然と人を欲しがっているのではなく、人件費も厳しいのですぐに使える人間が欲しい。それは中途採用だけでなく、新卒採用にも当てはまると思う。ただ有名大学を卒業しただけではダメで、そこで何をどのように学んで、それを今後どのように育てていくか、という明確なキャリアプランを持っていないと恐らく採用されなくなるだろう。なぜなら、今後は海外の労働力と勝負する時代になるので、彼らはかなり明確なキャリアプランを持ちそれを実現するための努力をしているから。
まあ、これもどこまで日本が鎖国を解除するかにもよると思うけど、これから産業を発展させようとするならば外国人の優秀な労働者をバンバンいれていく流れになると思う。特に技術系はそうなる。多分超大企業はしないところもあると思うけど、そこそこ大きな技術系の企業なんかはそうしていくんじゃないかな。
定期的に職務経歴書を書こう
転職の意志があるなしにかかわらず、自分の職務経歴書を作ってみるのはいいことだと思う。もし、社内調整力のような自社でしか使えないスキルしかなくて、経歴書に書くことがないのだったらかなり危ない。よそに行っても使える能力が明記できないのは、会社に依存しすぎている証拠だ。僕の会社では図面を書く作業があり、その図面をフォーマット通りに正確に書くという作業にかなりの時間を費やすことになる。これをきっちりこなせるスキルというのも大事だと思うが、フォーマットは他社にいけば違ってくるわけで、むしろ図面で言わんとしている中身が重要だと思う。図面上のことをちゃんと理解し、細部までこだわり、納得のいく設計ができているのであれば、その思想自体は表にでても通用するだろう。定期的に職務経歴書をアップデートして、特に書くことがなかったら「この数年間無駄にしたな」って感じ。
外にでようとする意志が必要
外部で使える知識・スキルを持っていて、それをちゃんと日常業務で使って磨きをかけていれば、この先食いっぱぐれることはないんじゃないかな。そして、今よりいい条件で働きたいという欲求を持ち続けて、外部に対してアンテナを伸ばしていれば、そのうちチャンスが舞い込んでくるでしょう。シリコンバレーのレベルまで流動的になる必要もないと思うが、技術者の地位をあげるには、もう少し努力が必要だと思う。企業が「どうせやめないんでしょ」っていう態度を取っているうちは、買いたたかれると思うね。
<関連記事>
・ ハッカ油がマジですごい
・ せんねん灸 HPのオンラインツボブックがすごい
・ ブログの意義とは
<追伸>
僕はバラエティー番組結構好きでよく観ますが、最近の若手芸人は大きな声で普通なこと言って面白そうな雰囲気だけだして笑わしているように思う。もう少しひねりを聞かしてもらえると、観ている側も楽しめると思う。ピースとかは、二人だけでトークしてるネット番組を観たら結構面白かった。でも、さんまとかと絡むと今ひとつ。面白いこと言ったところをテレビで使ってもらってないだけなのか、それとも大御所相手に萎縮しているのか。さんまがすごいのは、出演する時間帯によってブラックさを出したり引っ込めたりするところだと思う。家族向けにはわかりやすく、マニアに向けてはちょっとブラックに。それも芸なんだろうなぁ。