2010/07/06

数字が決まらない時は概算値を入れて先に進め

設計をしていると、「この値が決まらないと先に進めない」っていうことがたまにあります。それが、自分だったらまだいいんですが、誰かの検討待ちとかだと結構待たされたりします。それで、いざ値がでたと思うと、今度は自分が急かされたりして。世の中割に合わないことばかりです。

ですが、そういう時の僕の対処法は「数字が決まらない時は概算値を入れて先に進め」です。過去の事例から概算するのは割と精度がよい方で、あとは理論値を計算して「とりあえず」の値をだすことができます。過去に事例もなく値が絞りにくい時は、ある程度の幅を持たせて適当なMIN/MAX値を入れておいたりします。そうしておくと大体ですが、「この程度値がバラついてもいけるな」ということがわかってきたりします。運がいいと、そのパラメーターはほとんど制約として働かない、ということがわかったりもします。

この辺を実戦するには、やっぱりエクセルで計算するのがよいです。値をいれれば全ての工程を自動で再計算してくれるし、コピーすればいろんなケースを検討したりできます。設計をやってると、エクセル以上に強力なツールはないなと感じますね。何より、後戻りの時間がすごく短くなります。手で計算してると、前提条件とか忘れちゃったりしますからね。

これは設計業務だけではなく、家計簿付けたりとか、日頃のいろんな計算をするのにも役立つでしょう。パラメーターの数が多ければ多いほど、その力を発揮しますね。理系の人はもちろん使ったことはあるのかもしれませんが、文系の人もそれほど難しいツールでもないので暇なときに触ってみることをお勧めします。難しい計算式とか覚える必要はないですが、平均値と3σの出し方くらいは覚えておいて損はない。

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<追伸>
もうワールドカップも佳境ですねぇ。僕はアルゼンチンが行くんじゃないかと思っていましたが、ジャーマニーにころっともっていかれました。ドイツはかなりの勢いを感じますね。でも、そんな話をしてると、これまたスペインに簡単に足下すくわれたりしますからね。ワールドカップって何が起きるかわからんなぁ。

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