2011/07/29

「荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論」はわかりやすい映画レビュー

「ジョジョの奇妙な冒険」の作者、荒木飛呂彦さんが書いた「荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論」がわかりやすくて面白かった。映画ってこんな風に紹介してもらえると、観たくなる。


映画のレビューというと、なんとなく「こんな映画あったの?」って感じの知る人ぞ知る映画なんかが紹介されてたりする印象がありますが、この本で紹介されているのは恐らくホラー映画の王道の更に厳選された作品です。そういえば昔やってたなぁ、っていう映画が多いですね。あと、ホラー映画に焦点を合わせてるってのも、荒木飛呂彦さんの特徴がでてていいなぁ、と思いました。昔、バオー来訪者という荒木飛呂彦さんの漫画がありましたが、あれもかなりホラーな要素がたっぷり詰まったストーリーでしたね。昔からホラー映画が好きらしいので、その辺からインスパイアされたのがジョジョだったりするのでしょうか。

紹介されてた映画で観たいと思ったのは「ファイナルデスティネーション」と「Saw」ですね。どちらとも宣伝やってたなぁ、というのは覚えてますが、いままで観てこなかった映画です。本の中では「構築系ホラー」という分類のようです。構築系ってなんだよって感じですが、緻密なストーリーとホラーが組み合わさったものを構築系ホラーと呼んでいるようです。そのほかにも不条理ホラーっていうカテゴリーもありました。ホラー映画業界では一般的なカテゴリーなのだろうか?

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<追伸>
2chで明日7/29 東京駅での無差別殺人が予告されているらしい。いたずらにしても、これは怖すぎる。明日の夕方東京駅近辺に行く人は、念のため気をつけて。それとは全然関係ない話ですが、しゃべくり007で麻生久美子の美しさに気付いた。壇れいといい、三十代が熱い。