2008/11/09

とても勉強になる「衛星設計入門」

衛星設計入門という本をAmazonで何気なく買ってみたのですが、思いのほか勉強になります。僕の設計バイブルとして、今後君臨するかもしれません。
衛星設計入門

具体的な設計のツボを教えてくれる
環境や空間などの制約が厳しい人工衛星ですが、この本では宇宙空間で動作させるハードウェアを考えるにあたり、どのような点を考慮しなければいけないかというポイントを具体的に解説してくれます。人口衛星に搭載するハードウェアは、宇宙空間という特殊環境で使うという前提はあります。しかし、動作環境が違ったとしても、ハード設計の思想としては共通する項目はたくさんあるので、かなり参考になると思います。

日程面も考慮
普通の設計指南書だと、「回路をどう作るべきか」というところにのみに着目しています。しかし、この本では開発日程も踏まえた設計のやり方を教えてくれます。開発費を抑えていかに早く市場投入できるか、というのはどの製品を持ってきても共通する事で、それがもっともシビアに効いてくるのが人口衛星開発だったりするのかもしれません。

衛星設計コンテストもある
衛星設計コンテスト」という大会が毎年開催されており、衛星設計入門はこのコンテストの参考図書となっています。残念ながら社会人参加の枠はなく、あくまで学生さんが対象のようなので、参加はできませんが、過去のコンテストの結果を見てみるとかなりレベルが高そう。こういう人たちが日本の航空宇宙産業を支えているのでしょうねぇ。僕もがんばらなければ。

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<追伸>
今日は一日掃除と洗濯に費やしました。部屋をきれいにして、床にワックスをかけて、壁にポスターを貼って、とかなり充実した一日です。やっぱりきれいな部屋で過ごすのは気持ちがいい。毎日やればいいんですが、これがなかなかできない。わかっちゃいるのにね。ところで、今おととい出会った女性とメールのやりとりをしています。直接話した感じは、明るく裏表なく、口の悪い感じで、割と僕好みだったように思います。友人からは「後先考えず取りあえず進んでみろ」という助言でしたが、まあどうすればいいものかね。今回のところは友人の助言にしたがって、行くところまで行ってみようと思っています。でも、なかなか返事がこなかったりするのは悪い兆候か。