2010/02/09

理系の話は本当にわかりにくい?

こんな記事を見つけました。なんとなく意見を発したくなる。

理系の会話がワカラナイ…

よく聞く話ではありますが、僕の身の回りにいる人と照らし合わせると「ホントにそうか?」って思いますね。僕の視点で言い換えるならば、
専門用語を並べ立てる人の会話はわかりづらい。そして、それは理系に限った話ではない。

となりますね。

理系分野は日常生活とかけ離れてしまうものが多いので、どうしても内容として理解するのが難しくなってしまいます。しかし、理系でもその分野の知識を本当に理解していて、且つ相手のバックグラウンドの知識をちゃんと伺いながら、会話のレベルを合わせられる人の話は、とってもわかりやすいです。これは別に理系に限った話ではないですよね。きちんと例題を出してくれる人や、何か別の物に例えてわかりやすく説明しれくれる人っていますよね。本当の理系って、そういう人たちのことを指すべきだと思います。

そういう人たちを簡単に言うと「理解をしてるから、説明もできる」ということです。逆に言うと「理解をしてないから、説明も不明確」ってことですね。そういう理解が不足している人が、自分の説明を正当化するために、専門用語を並べ立てて、「あー、理系が言ってることはわからない」ってなるのだと思います。

理系分野はやっぱり専門用語が多く、それらが妙にアカデミックな響きなので、使ってみるとなんだか上の次元の会話をしているようで楽しくなったりもします。もちろんその専門用語は、お互いの理解度が同じくらいなら非常に便利なのです。「専門用語」にはいろんな内容が込められていて、非常に長くなる説明を一つの単語に凝縮できたりするからです。僕の分野で言うと「クロストークが大きいかもしれないから、フェライトコアで対策しておこう」とかかな。わかる人にはこれ一発でやりたいことが伝わるのですが、わからない人にはなんのことかわからないと思います。

こういう言葉を普通の会話で使う人は、単純に自分の自己満足を相手に押しつけてる人です。「自分はこんなに難しいことやってるんだよ」っていう暗なメッセージが込められています。しかし、実際に「理系」と呼ばれてる人たちは、こういう人が多いのかもしれませんねぇ。まあ、難しいことやってる割には、誰にも賞賛されないし、給料も安くて地味だから、いろんなところで自己顕示欲が抑制できないのかもしれない。

僕は絶対に仕事の話とかを、別の分野の人にしません。先ず自分から言い出すことはありません。なぜなら、話が非常に長くなって疲れるし、その結果全く理解されないから。どうしてもと頼まれた時には軽めに説明しますが、まあホントに概要の概要くらいしか話しませんねぇ。やっぱり、相手の知識レベルを確認しながら、わかりやすい例えを考えたりするのが、面倒だったりしますね。

やっぱりソフトを書いてる人とかは割と専門用語持ち出す人多いかな。止めてあげたい時もあるけど、話しててその人が満足するならそれでも別にいいかなぁと思ってそっとしてます。でも、そういう難しい人たちや、説明がわかりにくい人たちを例に挙げて「理系の話はわからん」って言うのは止めて欲しいと思う。あと、話が細かいとかそういうところは、ご愛敬って感じにして欲しいな。

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<追伸>
僕の知人がアフリカに行くことになったそうです。なんだかその話を聞いたとき「一本取られたなぁ」という気分になりました。「あ〜、そこ行くんかい」って思った。まあ、僕とはやってる分野が違うから、自分に照らし合わせることはできませんが、「なにちっちゃくまとまってんだよ、俺は」っていう奮起にはなりますね。今年はワールドカップイヤーなので、僕もここは一つ大一番を迎えられるようにがんばりますかね。終点はここかもしれないけど、別のところかもしれないよね。まあ行ってみればわかるさ。

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