2009/12/27

「のぼうの城」は勇気をくれる本だ

最近あんまり読書ができていなかったのですが、「のぼうの城」を読み終えました。
のぼうの城

僕はあまり歴史には詳しくなく、登場人物でわかったのは豊臣秀吉と石田三成だけでしたが、文章がわかりやすく、ストーリーも爽快な感じですごく楽しめました。終わって欲しくない、と思える本ですね。

普段はぼけっとしてる人が、窮地になってようやくその能力を開花させます。劣勢だと知ってても信念の為に戦を行い、不思議な魅力で個性的な武将を従え、大群に押し寄せられてもはねのけ、水攻めも切り抜ける。長親に従える武将も、それぞれ非常に個性的で、そういう人たちの武勇伝の固まりのような戦だったのだなぁ、と思います。武将が引き連れる兵隊も、農民も、長親の下に一致団結して、士気が高まっている感じがすごく伝わってきました。

現代でも、不思議な魅力を持った人ってのはいるもので、「この人の為になにかしなくては」と思わせる人ってたまにいますよね。そういうのってなろうと思ってもなれないんでしょうけど、やっぱり根底に流れる揺るぐことない信念みたいなものが、人を引きつけるのでしょう。

最近はよい本がまたたくさんでてきました。ですが、あんまり本は売れてないみたいです。まあ、その方がつまらない本が淘汰されて、本選びが楽になるのかもしれない。

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<追伸>
最近「Call of Duty Modern Warfare 2」をやり始めました。フットサル仲間と打ち合わせて、一緒に始めようということになったのですが、これがまぁ難しい。オンライン上にある戦場で戦うゲームなのですが、ちっとも弾が敵にあたらない。この手のゲームは昔からあるので、やりこんでいる世界のゲーマーたちにボコられまくってます。撃たれても撃たれても、なんだかまたやってしまう。ちょっと中毒性の高いゲームだなと感じた。冬休みにかなりやりこむ必要あり。日本語は誤訳が多いらしいので、北米・アジア版がおすすめ。
Call of Duty: Modern Warfare 2(輸入版:北米・アジア)

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