2009/09/28

おもれーぞ図書館戦争

最近人気沸騰中の有川浩さんの図書館戦争シリーズを読んでいます。4部作の3巻まで読みましたが、これが結構面白い。アマゾンでのレビューもたくさんあって、かなりの高評価です。読みやすいし、明るい作風も好感が持てます。秋だし読書してみようかなー、という人にはおすすめですね。
図書館戦争図書館内乱図書館危機図書館革命

物語は本を検閲する機関と、その検閲から本を守ろうとする図書館との攻防戦が舞台だったりします。両者の間には実際に戦闘があったりして、「本ごときで銃撃つなよ」って最初は思いますが、そこまでに至る歴史が詳しく書かれていたりして、突飛ながらも納得しながら読めます。戦闘自体はさほど泥臭くない感じで、どちらかと言うと図書館防衛員同士の恋物語がメインですかね。

その恋物語がかなり純情まっしぐらで、ベタな感じなんですが、これが結構ハマってきます。別の作品の「海の底」とか「空の中」でも、同様にベタな恋物語が展開されてます。ベタベタな恋愛小説かかせたら、日本一なんじゃなかろうか?と思う。そんな真面目に恋とかできるような人がいる世界だったら、戦闘なんぞ起こらんだろ、とツッコミを入れたくなるが、これはこれでよいエンターテイメントだと思う。

僕は最後の図書館革命を残すのみなんですが、果たして検閲機関と図書館の争いの先にあるものは?ここそこの恋愛事情はどうやって決着つくの?とかいろいろと楽しみがあって、最後まで飽きさせません。サイドストーリーは別冊図書館戦争という本で展開されているらしい。それも既に手元にあったりして。徐々に味わいながら読んでいこうかと思います。

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<追伸>
moo.comに注文していた名刺がとうとう届きました。ミニカードと違って、結構な大きさなので写真の迫力が違うぜって感じ。これを普段話しかけられないような店員さんとかに渡してみたら、意外と連絡取れるようになったりするかもしれない。誰かに渡したい衝動が押さえられない。
moo.comの名刺

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