今、「数学ガール・フェルマーの最終定理」という本を読んでいます。文字通りフェルマーの最終定理を題材にした小説なんですが、数学の要素は意外に深く、そして小説の要素も味わえるという不思議な本です。
数学初心者でもわかりやすいように、懇切丁寧に重要なポイントをわかりやすく教えてくれます。証明問題へのアプローチの仕方とか、複素平面の使い方や、群や集合の考え方など、理系なら一度は触れた事のあるトピックを噛み砕いてくれるところがいいですね。
個人的には数式だけで取り組んでいた問題を、幾何的にアプローチすることで問題がわかりやすくなったりするところが面白いと思いました。まあ、数学やっている人にとっては当然なのかもしれませんが、アプローチ方法を変えると新たなパターンとかが見えてくるのが新鮮でした。
問題に取り組む時は、なんでもそうですが、「問題が何を言っているのか」をちゃんととらえて、わからない部分をゆっくりと理解していく根気が必要ですね。「これはわからない」と途中でさじを投げてしまう人が多いかもしれませんが、一度に10歩進もうとするのではなく、1歩づつ根気よく慎重に歩を進めることが大事ですね。
この本をきっかけに、1歩づつ進んで行けば「フェルマーの最終定理」の解法をいつしか理解できるようになるはず(かもね〜)。
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<追伸>
来週海上自衛隊のイベント「自衛隊観艦式」があります。これは行かねばならぬ。特に横浜の大桟橋にはイージス艦である「こんごう」が来るみたいです。これは行かねばならぬ。夜はライトアップもされるんだとか、意外とフレンドリーなイベントだったりするね。イージス艦の垂直型のミサイル発射口とか見たら、興奮してしまうかもしれない。軍事技術を総動員したイージス艦を見たい方は横浜・大桟橋へ!