2007/09/15

留学の想い出「学校編」

僕のアメリカ留学の想い出を、何回かにわけて書いてます。今回は「学校編」を書いてみたいと思います。

入るのは簡単で出るのが難しい?
アメリカの大学は「入るのは簡単で、出るのが難しいんだよね」とよく言われます。確かにその通りですが、すごく勉強が難しくて大変、というわけではありません。普通の大学ならば、普通の学力を持っていれば、普通に卒業できます。しかし、入学の選考基準があいまいなので、勉強が得意でない人がたくさん入学してきていて、そういう人たちが途中でたくさんやめていくので、結果的に「出るのが難しい」ように見えてしまっているだけなのだと思います。僕の大学でも、最初の一年でやめていく人がかなりたくさんいました。無論、有名エリート大学では、入学審査もかなり厳しいという話しです。学校の成績がいいのは最低条件で、その他に「ボランティア活動をしてる」とか、「クラブで良い成績をおさめた」とか、そういう勉強以外のところが評価されて、始めて入学許可が下りるみたいです。

学位を取った方がよいです
日本の大学に籍をおいていて、一年くらいアメリカの大学で過ごして、日本に帰って卒業するという人が多く、僕の様にアメリカの大学でBachelorを取得するのはかなり少数派です。しかし、一年だけって結構もったいないです。一年じゃなにも学べないし、学位も取れないし、英語もあまり上達しません。最低でも、短大でなにかの学位を取得するような留学をお勧めします。

学業と運動は両立できる(つらいけど)
かなりハードですが、運動部に所属することも可能です。僕は陸上部に所属してましたが、1年通して週5の練習で、試合のシーズンだと土曜に大会があるので結構大変。それでも好きなら続けられるでしょう。アメリカの運動部は日本みたいに、4年間通して所属しなければならない、なんてことはなく、結構みんなやったりやらなかったりが多いです。

FraternityとSolority
アメリカにはサークル活動はありません。少なくとも僕の大学ではなかった。みんなそれぞれ好きなことを好きな時に集まってやるという感じ。誰でも参加できるスポーツ大会は、割と頻繁に開催されてます。サークルはないのですが、アメリカにはFraternityとSolorityというのが存在します。一つの大学にFraternity(男の集団)とSolority(女の集団)がいくつもあり、好きなところに所属できます。白人Onlyとか、黒人Onlyとか、結構ろこつに人種でわかれてます。アジア人Onlyとかはなかったな。それぞれのFraternity・Solorityには入団試験があり、試験に合格すると、Fraternityの一員となれます。試験とは、1ヶ月奴隷のようにこき使われたり、目隠ししたままどこかに下ろされて目隠ししたまま自力で自宅まで帰る、とかそんなんです。この集団が何をするかというと、週末に大きなパーティーを開いたりとか、一緒に住んだりとか、違う大学の同じFraternityと集会するとかです。僕はどこにも所属してなかったので、細かいところがわかりませんが、入っていると卒業生のコネがあるので就職とかに役立つみたいです。お互いをBrother・Sisterと呼び合う仲みたいで、結束は固いようです。手っ取り早くアメリカ文化に染まりたいなら、どこかに所属してみましょう。

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<追伸>
今日はGeocachingしてきました。結局お宝は見つかりませんでしたが、GPS片手に宝探しも結構面白いもんです。