キヤノンのデジカメに、特殊なファームウェアをロードして、デジカメの隠れた機能を引き出す方法があるみたいです。今のところ、一部のDIGIC IIが搭載されているPowerShotがサポートされてるみたいですが、DIGIC IIが搭載されているデジカメであれば基本的には適用可能みたいです。でもサポートされてない場合は、フォームウェアダンプとかしなければならないので、結構大変。
参照:How to give your low-end Canon digital camera RAW support
<ファームウェアハックしてできること>
・RAWファイル出力
・ライブヒストグラム表示
・ゼブラモード(画面の露出状態を白・黒・点滅で教えてくれる)
・焦点深度計算
・バッテリー残量表示
・ユーザー作成カスタムスクリプトが走る
<手順1:デジカメのファームウェアのバージョンを調べる>
1)ver.reqというカラのファイルをSDカードのルートディレクトリに保存
2)SDカードを差して、再生モードでカメラを起動
3)Setを押しながら、Disp.を押すとファームウェアのバージョンが表示される
<手順2:ファームウェアの入手>
1)ここから、手順1のファームウェアと同じ型番のファームウェアをダウンロード
<手順3:ファームウェアのロード>
1)SDカードのルートディレクトリにPS.firとDiskboot.binを置く
2)SDカードを差して、再生モードで起動
3)Menuボタンを押すと、Firm Updateが現れる
4)Firm Updateを押すとアップデートするかどうか聞かれるので、OKを押す
<手順4:ファームウェアの起動>
1)AシリーズのカメラはDirect Print ボタンを押す、S2 ISとS3 ISはShortcutボタンを押すとハックファームウェアモード(ALTモード)に突入
注意:実際にファームウェア書き代わるのではなく、SDカードからロードされるだけなので、SDカード内のファイルを消してカメラを再度起動すれば元に戻ります。
2)Menuボタンを押して、ハックファームウェア設定を行う。設定内容はここを参照。
下記の手順はおまけです。このファームウェアが気に入ったらやりましょう。これをやると、手順3がいらなくなります。
<おまけ:ファームウェアの自動起動設定>
1)ALTモードに入る
2)Menuを開く
3)Debug Parametersを選択
4)Make Card Bootableを選択
5)SDカードをロックする
6)再生モードで起動すればハックファームウェアが自動でロードされる
注意:2GB以上のSDカードでは、Auto-loadはできません。また、SDカードがロックされているという警告がでても写真はちゃんと保存できます。SDカードのロックを解除するか、SDカード内のDiskboot.binを削除すれば元に戻ります。
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