2007/09/28

今と昔の1GB

左が20年前のIBM製 1GB HDDで、右が1GBのSDカード。



20年の月日を感じますね。HDDって言うか、車のブレーキパッドみたい。

メモリーカードも年々大容量になっていってますが、今から20年後はどういう状態になっているのだろうか?半導体の集積化が進んで、CPUのキャッシュやフラッシュメモリーが大容量になっていれば、HDDによる仮想メモリー空間はシステムとして必要なくなってくるのかもしれない。今でもフラッシュから起動できるノートPCがあるくらいだし。20年後は、きっと今のSDカードの大きさに「CPU+メモリー+GPU+通信モジュール+etc」全部入ってますよ、みたいな時代になっているような気がする。

HDDは、純粋にバックアップ目的だけに使われるようになっているのかもしれない。サーバーとかではまだまだ用途がありそう。

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<追伸>
将棋界で有名な羽生善治さんの著作「決断力」を読んでみた。僕は将棋とか全くダメで、小学校の頃同級生にこてんぱんにやられてから一度もやったことがありません。将棋には興味ありませんが、一流の棋士が対局中に何を思ってるのか、どういう駆け引きがあるのか、というのを具体的にイメージすることができて面白かった。将棋って、長くやってる人が勝つものだと思ってたけど、経験だけでは今の時代は勝てないらしい。相手を研究したり、戦術を研究したりするのは最低限の話で、勝敗を分けるのは終盤でも安定した思考を保ち、正しい決断を導くことができる体力と精神力なんだとか。羽生さんは世間では「天才」と呼ばれているが、才能もさることながらかなりの努力家である。