2007/09/10

留学の想い出「暮らし編」

アメリカ留学は、勉強もさることながら、普段の生活も非常にタフなものでした。僕の置かれていた状況は、ちょっと特殊だったのかもしれませんが、参考までにご紹介してみたいと思います。

車はいるの?
アメリカでは車は必須とよく聞きますが、僕は大学時代車を持っていませんでした。それでも生活に不便したことはありませんでしたね。学校へは自転車で行けたし、スーパーも近かったので、逆に車があってもなぁという感じ。それに、どこかへ遠くへ出かけるなんてこともなかったので、車の必要性は感じませんでした。学校が始まると、陸上部の練習もスタートするので、「自宅・学校・陸上競技場・スーパー」の四カ所以外はほとんど行きません。なので、歩きか自転車で生活はできてしまってました。街によっては「歩くだけで危険」みたいな地域もありますが、僕の住んでいたところみたいに「夜中歩いてても全然大丈夫」という地域もあります。この辺はちゃんと事前にリサーチしておいた方がよいです。でも、一般的に大学周辺は平和な所が多いです。

食事はどんな感じ?
僕はあまり外食せず、ほとんど自炊でした。外食は脂っこくて、内容の割には高いので、僕はあまり食べませんでした。その代わり、スーパーの食品は、肉も野菜も日本よりも安かったように思います。カリフォルニアではSafewayというスーパーマーケットが主流です。その他はRalphsとかありますが、まあ内容的にはどこも一緒です。スーパーの食品の中で僕のお気に入りは、「マカロニ&チーズ」です。大体どこのスーパーでも99セントで売ってます。特売日だと、2つで99セント(Buy One Get One Free)だったりします。マカロニをゆでて、同封のチーズパウダーと混ぜるだけで出来上がり、という簡単さの割には結構おいしい。あと、スーパーのDeliコーナーでは、ハムの固まりをその場でスライスしてくれて、それをそのままサンドイッチにしてくれます。確か$5くらいでした。パン、チーズ、ソースをいくつかの種類から選んで自分でカスタマイズできるので、一度食べるとハマります。

ピザは安い!
ピザは非常に安いですね。ラージサイズのピザが$15くらいで、クーポン券があるとこれまた「2枚で1枚の値段(Buy One Get One Free)」という恐ろしいサービスを受ける事ができます。アメリカではイベントがあると必ずピザの出前を取るので、食べる機会はかなりたくさんあることでしょう。また、アメリカでは企業が大学に会社説明会をしに来ることがあり、説明会では必ずピザをふるまってくれます。あまったピザは持ち帰ってもよいので、興味がなくても頻繁に説明会はでてました。最高でラージピザ2箱ゲットしたことがあります(ピザはくれたが、職はくれなかった・・・)。

日本での食生活を求めてはいけない
アメリカで充実した食生活を求めるのは、かなり難しいことです。日本の様にいろんな種類の食材は手に入りません。そういうところにこだわりを持ってる人は、アメリカでは苦労するでしょうね。あと、アメリカは脂っこくて大味な食べ物が多いので、自分で健康管理をちゃんとしてないとすぐ太ります。野菜や果物を十分に取る様にしましょう。幸いどちらも安いですから。僕の友達のコロンビア人は半年で20kg増量してました。まあ、毎日ハンバーガー食べてりゃ、そら太るよ。

<関連記事>
留学の想い出「住まい編」
シリコンバレーで働く事を現実的に考える「住むところ編」

<追伸>
アメリカの床屋は最悪です。本当にだた切るだけです。稀にシャンプーしてくれるところがありますが、背中がびっしょり濡れてるなんてザラです。おしゃれな人ほど、アメリカでは苦労するでしょう。まあ、そういうのを乗り越えると、別の自分を見つけることができるのかもしれませんね。