2009/08/17

Zune HDは魅力的なメディアプレーヤーだが・・・

マイクロソフトから発売されるZune HDは高機能なメディアプレーヤーみたいです。でも、有機ELのタッチパネルディスプレイでPS3チックなインターフェイスは、SonyのXシリーズウォークマンとまるっきり同じといえば同じのような・・・。価格ではちょっと勝ってるけど、ちょっと物寂しげな空気が流れますね。


Zune HDはHDMI端子でテレビに接続することができるらしい。Zune HDからHD動画が再生できたりするみたい。でもまあわざわざ PC → Zune HD → TVで再生 ってするよりは、直接PCから再生するぜ、といいたい。どこでもTVで鑑賞できるってのはいいかもしれんが、ポータブルプレイヤーの基本的な概念がぐらついているようにも感じる。音質を追い求めたSonyの方が、まだなにか信念みたいなものを感じる(それでもiPod Touchの二番煎じではあるが)。

Zune HD TV Interface Walkthrough from Gizmodo on Vimeo.



iPodのぶっち切りが許せないのかもしれないが、これではあまりにも二番煎じどころか三番煎じ過ぎる。まあ、マーケットに突っ込めばそれなりに売れるから、開発費をさっぴくと赤黒トントンくらいの結果にはなるのかな。Windows 95でPC界に風穴を開けたMicrosoftも、すっかり大企業病にかかってしまったのかねぇ。強い組織よりも、強い個人が引っ張る時代なのかもしれない。

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<追伸>
今日はものは試しで「決断ポトフ」のそらのさんにTwitterで話しかけてみました。決断ポトフは今後どういう展開をするのかと尋ねたところ「最終形態の構想があって、それはまだ秘密」ということでした。まあ、ネットビジネスってのは浮いては消えという感じなので、消えずにネット業界に風穴をあけて欲しいものです。インターネットビジネスで成功するには、やっぱり「桁違いのアクセス数」がないとダメでしょうね。情報自体は広告などを通じてかなり低料金で発することになるので、その塵のような売り上げをアホみたいに積み上げたやつが勝つって感じでしょうか。それもまた、今の枠組みで考えた結末であって、もっと世の中いろんなこと考えている人がいるのかもしれません。みんなの理想に近いものがビジネスとして現実的に成り立った時に、ネットビジネスの成功が現れるのだろうと思う。理想を掲げるのは、別に悪いことじゃーないね。