2009/07/06

「ただ君を愛してる」に不覚を取る

友人に勧められて観てみたんですが、不覚にも泣きそうになってしまいました。映画のレビューってあんまりしたことないんですが、これはすごくお薦めです。こんな純粋な気持ちを取り戻してみたいものですね。
ただ、君を愛してる スタンダード・エディション [DVD]

この映画のキーワードはなんと言っても「写真」だと思います。人生なんてはかないものですが、その瞬間を切り取って残しておける写真は、単なる記録以上の価値をもつこともあるということがわかった。何かを残すってのは、いいものですね。それは別に文章でも、CGでもなんでもいいと思うんですが、自分の価値観みたいなものを残しておくというのは大切なことなんじゃないでしょうか?

主人公は写真に思いを託します。その思いが消えてしまわないように。自分の存在が消えてしまわないように。そんな気持で僕もこのブログを続けていきたいものです(そんな崇高なものでもないけど)。

しかし、なんて淡くて切ない話なんでしょうね。気持がうらぶれてしまった人は、一度観てみることをお勧めします。

<関連記事>
「空の中」はよく考えられた小説だ
「海の底」は底知れぬ恋愛小説だ
「金のゆりかご」はどんでん返しのどんでん返し

<追伸>
「ただ君を愛してる」を見終わったら、途切れたと思った糸がまた繋がりました。もう終わりかな、なんて思っててあきらめてただけに、ちょっと嬉しい。映画の影響もあって、今日は少しだけ自分が優しいような気がする。それが持続できないのが、弱いところなんだな。女性は優しい人が好きだとわかっているんですが、気づくとドライないつもの自分に戻ってます。う〜ん、気持が荒んでいるのかもなぁ。