「英語がしゃべれたらなー」という声を周囲でよく聞きます。恐らく何か海外で不便な思いをしたとか、留学や転勤の機会が掴めないとか、いろんな要因があるのかもしれません。
僕は幸運にもアメリカの大学で教育を受ける機会があったので、それなりに英語がしゃべれます。自分で言うのもなんですが、僕は結構流暢にしゃべれるほうだと思う。得意なんですよねー、それっぽく振る舞うのが。もちろん知らない単語も多いですが、アメリカ人に技術的な内容をプレゼンして、ちゃんとした議論ができるというレベルです。
じゃあ、「英語ができると、どんな道が開けるのだろうか」というのを少し考えてみました。
英語ができて得したと思う点
1)就職と転職の幅が広がる
2)英語の情報を取り込むことができる
3)海外旅行の時にナメられない
英語ができて損したと思う点
1)海外とのやり取りで妙な矢面にたたされる
2)英語ができても給料は変わらない
3)行動のすべてを海外経験と結びつけられる
まあ、損より得の方が若干大きいような気がしますね。こうしてやりたい仕事に就けているのは、間違いなく英語ができるからだと思う。でも、不満なのは海外とのやり取りをまかされるわりには給料は英語ができない人と変わらない、というところです。「英語ができる」という特殊性は就職試験の時点で効力を失っていて、その後は会社に便利に使われる感じがしてならない。
でも、それを真摯にとらえると「英語ができるだけではダメ」ということです。英語ができて、さらにそこから明確なアウトプットを出していかないと、結局評価されないのです。
なので、僕がいいたいのは「英語ができる」というのは何かの門を開くだけの効力しかない、ということです。便利なツールを持ってても、それを使って何かを生み出さないと意味が無いのです。仕事を目的として英語を勉強されている方は、門を開けた先にも更なる努力が必要だということを理解しておいた方がよいですね。
旅行で使いたいってだけなら、それもまたありか。
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英語ができても、モテないってのはホントです。でも、上で述べたように、英語がしゃべれる、ってのはただの持ち札なだけで、それをどううまく切るかでモテたりモテなかったりするんでしょうね。僕はそんなに器用な方じゃないんで、そんなに得はしませんが「英語がしゃべれる」なんて浅はかなアピールするのが、気持ち悪かったりする。