2009/10/07

Cell TVがすごすぎる

CEATECで紹介されている、Cellを搭載したテレビがすごすぎますね。リアルタイムで人を認識して、且つ炎をエフェクトを動きに合わせて重ねることができる。見たところ、タイムラグもなさそう。どんだけのコンピューティングパワーだよ、って感じ。


炎のエフェクトはあくまでパフォーマンス用で、一般的な使い方はやっぱりリアルタイムの画像補正に使われるんでしょうね。エッジ強調だけでなく、肌の色とか景色とか動物の動きとか、そういうものがよりリアルに見えるようなエフェクトをバックグラウンドで豪快にかけまくることができるのでしょう。アップコンバートする時の移動平均処理とかも、小さいウィンドウサイズで全画面かますことが余裕でできるのかもしれない。画面のリフレッシュレートを考えたら、全然余裕かもなぁ。

フルハイビジョン以上の解像度になってきたら、Cellの独壇場になるかもしれない。高画質テレビも発表されてたみたいだが、果たして人間の目に差はわかるのだろうか?

グラフィックの良さはPS3で実証済みなので、後はこれを生かすアプリケーションをたくさん作り出せれば、Cellももっと家電市場とかに食い込めるのかもしれない。ゲーム機だけでなく、幅広い用途を狙っていると講演会で聞いた事があるので、これはよいデモンストレーションだと思う。でも、AV機器以外にこれだけのコンピューティングパワーを使うものがあるだろうか?冷蔵庫とか?まさか!

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<追伸>
さすがにCEATECのシーズンになると、新しい技術がたくさんでてきますね。メディアの注目具合からして、CEATECは格好のお披露目機会のあので、CEATECを目指して技術開発してる会社も多いと思います。民生品の新規技術をたくさん紹介しているので、技術者じゃなくても十分楽しめるイベントだと思います。今週末までやっているはずので、お時間のある方は幕張へ足を運びましょう。

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