2010/07/24

e-book市場でAmazon Kindleが著者を囲い込み

Amazonが最近ニューヨークの出版エージェントとビッグな契約をしたそうです。なんでも、そのエージェントが抱える人気作家のe-book出版を、Amazon Kindleが独占する契約なんだとか。

Amazon strikes sweet exclusive deal – good for them, bad for consumers

そりゃすごいって最初思いましたが、独占ってのはいただけませんね。音楽もMP3という共通フォーマットを、いろんなデバイスで再生できるから便利なのであって、しかもあるアーティストが特定のプレイヤーでしか再生できないとなると、そりゃすごく不便だなって思います。e-bookリーダーも最近いろんな会社がだしてきてるし、いまでもAppleとAmazonがいるくらいだから、その一方でしか読めない本があったりすると、「KindleとiPad両方持ってないといけないのかよ」ってことにもなりかねない。まだe-book市場が定まっていないので、今はやりたい放題なのかもしれませんが、そのうち法律が制定されたりするかもしれませんね。

ゲームは昔そんな状態でしたね。ファミコンでないと、ドラクエとFFが遊べませんでした。でも、そのうちFFがプレステに移り、ドラクエも移り、といろんな紆余曲折がありましたね。最近は複数のゲームコンソールに対して同じソフトをリリースするところが多いですね。Xbox360とPS3は性能が似通っているので、ソフトも同じ物がリリースされてますね。こういう状態の方が、ユーザーとしても別のコンソールを改めて買う必要がないので、今はすごくいい状態なのかも。

e-bookは出版社(というかe-bookリーダーを作っている会社)が儲かる仕組みにするのではなく、作者が儲かるような仕組みにしてあげると、もっとたくさんの優れた作品が世にでてくるんじゃなかろうか。作家も儲かって、読者も良質な作品を手軽に読める。そんな枠組み作りは、実際は難しいかもなぁ。人の私利私欲がある限り。

<関連記事>
サッカーの審判はモニター見ながらジャッジすれば?
3Dって必要か?
便利なコーヒーチャート

<追伸>
最近暑いですね。温暖化が進んでいるのは本当なのだろうか?昔もこんな暑かったかなぁ。昔は学校にエアコンはなかったように思うが、こんな暑さをどうやってしのいでいたのだろう?まあ、単純に耐えてただけなのかもしれなくて、僕が弱くなっただけなのかもしれない。温暖化の正体は、実は人類の退化なのかも。

クリックで救える命がある。

2010/07/22

「船に乗れ」を読んで青春のバカヤロー

「船に乗れ」を最近読み終わりました。3部作なんですが、さっくり読めました。本としてはすごくよい作品なんですが、青春時代のいろんなことを思い出させる作品でした。音楽家を目指すって一筋縄じゃいかないってことと、現実に目覚めた高校生がよく描かれています。
船に乗れ!〈1〉合奏と協奏船に乗れ!(2) 独奏船に乗れ! (3)

あんまり細かいことは書けませんが、主人公の彼女はひでぇやつだ。自分勝手にもほどがある。あんなことしてあげくの果てにそれで、最後の最後にまたそんなわがままを!っていう感じにたたみかけてきます。主人公も昔の自分を思い返して、反省しているのかもしれませんが、彼女の方もそんな自分の行いを反省してて欲しいねぇ。

高校生ってやっぱり大人に見えてもまだまだ子供で、やっぱりその判断力や判断基準ってところが、大人と子供をわけるところなんだと思います。「これを言ったらまずいな」とか「これやっちゃったら大変なことになるな」とか、そういうラインをその時点で引けることができたりできなかったり。まあ、人間だれしも最初から100点満点ではないので、そういう判断ミスも多々あるとは思います。でも、そういう判断ミスを後からでもいいから自分の過ちだとちゃんと認識できると、更にそこから成長できるのかな、と思いました。

僕も高校時代を思い返せば、たくさんの判断ミスをしてきました。雨の日の自転車置き場で誰かに注意されて自転車投げつけたこともありました。妙に強気な発言をして人をキズつけたこともありました。でも、今こうやってそれが過ちだと気がつけているだけでも、成長があったのかなと。

そんなたくさんの若気の至りを思い起こさせてくれる、そんな作品だったように思います。今高校生でも、昔の昔高校生だった人にもお勧めです。高校生とかは、これを読んでどう思うのかなぁ。

<関連記事>
「1Q84」Book 3を読んでみた
「のぼうの城」は勇気をくれる本だ
「数学ガール」を読んでいる

<追伸>
しれっとブログのテンプレートを変更してみました。昔はBloggerのテンプレートはなんか野暮ったいものが多かったのですが、最近はカラムの数を変えられたり、背景もしゃれてたり、編集しやすくなってたりして、進化が伺えます。さすがGoogle、いい仕事してくるね。TwitterとかFacebookへのリンクとかも、HTMLをいじらなくて挿入できたりする。う〜ん、もう誰でもきれいな構成のブログを作ることができますね。ちょっとHTML勉強してた時期もありますが、もう必要ないかな。コンテンツの充実に集中せよ、というGoogleのメッセージなのかもしれません。

クリックで救える命がある。

2010/07/19

Shiftを押しながらExposeとGboard

今日偶然見つけたんですが、シフトを押しながらExposeとかをやると、いつもと違ってすごくゆっくりなモーションになります。一体なんの為の機能なのかわかりませんが、いつもと違う感じでちょっと面白い。Exposeだけでなく、デスクトップを表示させたりとか、Spacesとかもゆっくりになります。一体なんなんでしょうね。

ところで、このGboardは便利そう。Gmailのショートカットがわかりやすく、小さいキーボードにまとめられてますね。暗記してれば普通のキーボードでもよいのかもしれませんが、見てわかるってのは嬉しいかも。日本からでも買えるのかな?こういう専用キーボードってのはこれから流行るかもしれませんね。


<関連記事>
ドラえもんのメガネスタンド
Boss DS-1型マウスが頭おかしい
F-22もすごいけど、F-35も結構すごい

<追伸>
最近割と真面目に転職活動をしてたんですが、やっぱり最近の事情は厳しいですね。いままでだったら、書類選考が通らないということはなかったんですが、今回は面接につながったケースって1件しかありませんでした。世の中上向きを感じたので出陣しましたが、思ったより上向いてはいないようです。まあ、いまの職を失った訳じゃないし、これからまだまだチャンスはあると思うのですが、これだけダメだとへこむなぁ。今はがんばって勉強して、能力開発をしていくのが吉かもしれません。

クリックで救える命がある。

2010/07/11

結構ハードな「スタビライゼーション」トレーニング

最近買った「スタビライゼーション」のトレーニング本がなかなかいいです。

競技力アップのスタビライゼーション―身体能力を著しく向上させる実践的トレーニング

多分ヨガの延長線上にあるものなんだと思いますが、シンプルな割に体への負荷がすごい。スタビライゼーションはきちんとした姿勢で、正しく体を動かす方法を体に覚え込ませるというもので、筋肉を鍛えるというよりは、筋肉同士のつながりを鍛える・バランス力を鍛える、と言ったところでしょうか。特別な器具もいらず、横になれるスペースがあればどこでもできるというのがいいですね。体のバランスがよくなると、体を動かす効率もよくなるので、自然と運動のパフォーマンスがあがるのでしょう。しばらく、トレーニングメニューに取り入れて、長期的な効果をみてみたいと思います。

とりあえず、初級のトレーニングをやってみただけなんですが、かなり苦しかった。四つん這いになって、腕を上げたり、足を上げたり、といったシンプルなメニューなんですが、姿勢を維持したままゆっくりやると、これがなかなかきつい。覚えてしまえば本はいらなくなりますが、序盤に「スタビライゼーション」についての詳しい考察が書かれていて、トレーニングの目的や効果を意識することができるのも気に入りました。

この夏に減量を試みようとしている方は、激しい運動をいきなりやるのはさけて、まずはこの辺の心肺能力を痛めつけない運動から入ると、継続できるのではないでしょうか?

<関連記事>
那須のお勧めカフェ「Suda Cafe」
Rin Oikawaさんの天使のような癒しの歌声
テクノロ散策的 休日の過ごし方

<追伸>
いやぁ、暑いですねぇ。夏の暑さは毎度やられています。最近学んだのは、体を冷やすには、動脈を冷やせばよいということです。シャワーの後に、首もとに冷水をかけたりすると、首の動脈が冷やされて、全身涼しくなります。脇の下にも動脈が通っているので、冷やしたペットボトルを両脇に挟んだりすると、これまた体が涼しくなります。冷房だと体壊してしまいがちなので、こうやって工夫しながら体を冷やすと、意外と夏を乗り切れたりするかもしれない。

クリックで救える命がある。

2010/07/06

数字が決まらない時は概算値を入れて先に進め

設計をしていると、「この値が決まらないと先に進めない」っていうことがたまにあります。それが、自分だったらまだいいんですが、誰かの検討待ちとかだと結構待たされたりします。それで、いざ値がでたと思うと、今度は自分が急かされたりして。世の中割に合わないことばかりです。

ですが、そういう時の僕の対処法は「数字が決まらない時は概算値を入れて先に進め」です。過去の事例から概算するのは割と精度がよい方で、あとは理論値を計算して「とりあえず」の値をだすことができます。過去に事例もなく値が絞りにくい時は、ある程度の幅を持たせて適当なMIN/MAX値を入れておいたりします。そうしておくと大体ですが、「この程度値がバラついてもいけるな」ということがわかってきたりします。運がいいと、そのパラメーターはほとんど制約として働かない、ということがわかったりもします。

この辺を実戦するには、やっぱりエクセルで計算するのがよいです。値をいれれば全ての工程を自動で再計算してくれるし、コピーすればいろんなケースを検討したりできます。設計をやってると、エクセル以上に強力なツールはないなと感じますね。何より、後戻りの時間がすごく短くなります。手で計算してると、前提条件とか忘れちゃったりしますからね。

これは設計業務だけではなく、家計簿付けたりとか、日頃のいろんな計算をするのにも役立つでしょう。パラメーターの数が多ければ多いほど、その力を発揮しますね。理系の人はもちろん使ったことはあるのかもしれませんが、文系の人もそれほど難しいツールでもないので暇なときに触ってみることをお勧めします。難しい計算式とか覚える必要はないですが、平均値と3σの出し方くらいは覚えておいて損はない。

<関連記事>
便利なPerlのパスワード生成ワンライナー
どうやってアメリカへ行くか考える
本棚紹介

<追伸>
もうワールドカップも佳境ですねぇ。僕はアルゼンチンが行くんじゃないかと思っていましたが、ジャーマニーにころっともっていかれました。ドイツはかなりの勢いを感じますね。でも、そんな話をしてると、これまたスペインに簡単に足下すくわれたりしますからね。ワールドカップって何が起きるかわからんなぁ。

クリックで救える命がある。

2010/06/30

サッカーの審判はモニター見ながらジャッジすれば?

いやぁ、いい戦いでしたね、ニッポン。今までで一番期待していなかったけど、一番の成績を出してくれました。選手は自分たちを信じてよくがんばったと思う。期待されてないことが、バネになったのかもしれません。

今大会はスーパースロー映像が時たま流れていますね。アレはなかなか面白い。でも、ここぞという場面で映像が流れなかったりする。あれは一体どういうタイミングで撮影しているのだろうか?きまぐれ?

あと、映像技術の進化により、審判の誤審が浮き彫りになっていますね。こういう形で、人のミスを追求するのはどうかとも思う。あくまで人が裁くのがスポーツなわけで、やっぱりそこにはミスもある。人がやっている以上どうしようもないことなんじゃないかな。ゴールラインを割ってたとか、微妙なオフサイドだとか、やってみるとわかりますが、本当にわからないと思う。

「わからないじゃなくて、なんとかしろ」って言う意見もわかるが、審判の地位を落とさないためにも、機械判定の導入は止めた方がいいと思う。機械判定するよりも、フィールドをいくつものカメラで撮影して、複数人のジャッジのモニター視聴によるリアルタイム投票で、プレーの反則をジャッジする方がいいかもしれない。審判の誤審の原因は、フィールドが広すぎて見切れないというところにあるので、この方法ならフィールド全体が見られるし、且つ複数人の視点でプレーをジャッジすることができる。3人いて、2人以上が反則だと唱えたらプレーを止めるとかね。ジャッジがフィールドにいないから、プレイヤーも文句のいいようがないしね。まあ、不思議な試合にはなると思うけど、一度やってみて欲しいなぁ。

FIFAの会長が謝罪してたが、あれもいただけないねぇ。もっと毅然とした態度で、審判のジャッジを尊重してあげるべきだと思う。1点や1プレーが大きく影響し合いに影響するのは間違いないけど、スポーツをやるのは人だということだよ。

<関連記事>
3Dって必要か?
LEDのスプレーアート
Alt+Printscreenでアクティブウィンドウをキャプチャー

<追伸>
最近コーヒーの豆を変えてみたのですが、深煎りタイプのやつはなぜか胃にもたれる感じがする。においはいいのですが、口に含んだあとが、しつこい感じがしますね。やっぱりブラジルが一番いい。最近カプチーノをいれてないので、今日はいれてみようかな。エスプレッソポットを火にかけている時間って、意外に好きだ。

クリックで救える命がある。

2010/06/23

3Dって必要か?

最近にわかに3Dをうたった製品がリリースされていますが、本当に3Dって必要?

僕がひっかかるのは、3Dにしても情報量が増えないということ。もちろん奥行きという情報は増えているんですが、その奥行き自体に必要な情報がない。奥行き情報が必要な時って、どんなケースだろうか?サッカーを目線レベルで中継したりした時には、奥のプレイヤーとの距離感みたいなものがあるといいのかもしれない。でも、そこまでしなくても、上空から撮影すればプレイヤー同士の距離感ってのはわかるしねぇ。

映画も3Dにすることで、映像自体の迫力みたいなものはでるのかもしれない。でも、映画って映像だけじゃなくて、内容とか演出が大事だったりするわけで、そこは3Dにしてもしなくても、不変な物ではある。アバターは確かにすごかったみたいだけど、作品の感動は3Dだからじゃなくて、内容そのものだったんじゃなかろうか。

僕が思うに、この3Dの流れは「もう他にテレビを進化させる部分がないから、とりあえず3Dにしとけ」っていうところからきているような気がしてならない。つまり、何かを表現するために3Dが現れたのではなく、「3Dという技術があるから、これを使って何か表現できるものはないか」という技術先行型の理由が強いと思う。いまいちユーザーの視点に立ちきれてないなぁ、という印象を受けます。今の世の中だと「3Dなんかいらないから、もっと大画面のテレビを安くしてくれよ」って声の方が大きいんじゃないかなぁ。LEDバックライトの27インチ液晶モニターが2万円以下とかででたら、間違いなく買うね。

<関連記事>
LEDのスプレーアート
Alt+Printscreenでアクティブウィンドウをキャプチャー
便利なコーヒーチャート

<追伸>
明日の晩(というか次の日の明け方)、デンマーク戦ですね。特に観る予定はないですが、やっぱり気になって早起きしちゃうかも。これで予選突破したら、結構すごいと思う。

クリックで救える命がある。