最近発売された「犯罪小説家」を読みました。これは面白い。久しぶりにのめり込んでしまいました。スタバに3.5時間籠もって一気に読破しました。あ〜、一気に読んだら頭が疲れた。
この本の面白さは、「そうなの?そうじゃないの?誰なの?」という次々に真実が知りたくなる感覚が、最後の最後までずっと続くところです。読者に全ての証拠が提示されている訳ではないので、途中の段階で推理をしても真相がわかるわけではないのですが、いろんなことに考えを巡らせてしまいます。風景や街並みの薄暗い感じもすごく伝わってきて、自分が作品の中の登場人物の一人になったかのような気分になりました。登場人物のバックグラウンドが適度に説明されているのもよかった。ここ最近では、一番面白かったミステリー作品かもしれない。
この本を読んでちょっと面白いと思ったことは、小説家ってのはかなりリスキーな職業だということ。賞を取るまで苦しい生活が続くが、何かのコンクールで受賞したりすると生活が一遍するというギャップがすごい。まあ、歳をとっても小説は書けるし、金が無くてもペンと紙があれば書くことはできるので、どんな状況でもチャレンジし続けることはできますが、精神的には追い込まれそう。そして、賞を取った後もヒット作を飛ばし続けないといけない。う〜ん、大変な職業だなぁ。
<関連記事>
・ 仕事のやりやすさとは何か
・テクノロ散策的 本を書くとしたら何を書くか
・小論文の書き方を勉強してみた
<追伸>
僕が良く行くスタバは、割と繁華街から離れているところにあるせいか、親子連れとかがやってこないので静かに本が読めます。週末はそこで過ごすことがかなり多いです。3〜4時間くらい本を読んで、その後スーパーで夕食の食材を買って帰るのが習慣になりつつあります。スタバでも本を売ってたりすると、僕としては本屋に行く手間が省けていいなと思うんですがねぇ。まあ、向こうとしてはそんなに長居して欲しくはないんでしょうけど、かるく新刊の文庫とか揃えておいて欲しい。