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市販されている5%の抵抗値はE24という規格で決められていて、1 Decade(100〜1,000とか1,000〜10,000とか)の間を24分割するという規格です。そして24分割する並びはルナール数で決められています。この値にしておくと、どんなランダムの数を選んでも最大5%の誤差にすることが可能なんだそうです。
ルナール数の定義は、以下の通り。
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b=分割数(例:E24だとb=24)
i=級数(例:E24だとi=1〜24)
エクセルなどで計算すると、5%の抵抗値の値がずらっと並びますね。でも、i=10〜16の値が標準数と微妙に合わない。なんでだろ?この方が誤差が小さくなるのかな。
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<追伸>
普段使っているものでも、なんとなく意味がわからないものってありますよね。この抵抗値の話は同業者にはウケそうな気がする。どんな数でも5%の誤差に収まるってのが、数学的にエレガントな感じ。一般解は美しすぎる。