2009/01/30

ソフトかハードか

ソフトウェアの道に進むか、それともハードウェアの道に進むか。これって結構電気系エンジニアにとっては重要な選択だと思います。

ソフトは早熟
ソフトウェアのテクニックというのは割と早く身につけることができます。なぜなら、環境があればいくらでもコストなしでカット&トライができるから。失敗の上に失敗を繰り返しても、なんの損害も生まずに経験を積み重ねることができます。技術の習得って、結構こういう自由な環境が必要なんですよね。

ハードは時間と金がかかる
ハードウェアってのはやっぱり金がかかります。実験環境も必要で実験の為のコストもかかることを考えると、どうしても失敗がしにくくなります。経験を得る効率としては、ソフトウェアよりも断然に悪いです。なので、早熟なハードウェアエンジニアってのは、かなり希です。そして、ハードウェアを扱うには、ソフトのようにロジックを組み立てるだけではだめなのです。どんなに完璧なロジックを組み立てても、実物とは絶対に整合がとれない部分があるので、その辺の割り切りができない人はダメかもしれない。ハードウェアの難しさは、「ロジックを組み立てるだけでは動く物ができない」というところでしょうか。

どっちもどっちか
手っ取り早く稼ぎたいならばソフトウェアを。そして、よりアカデミックに物事を考えたいならば、ハードウェアを。どちらが簡単で、どちらが難しいということはないですが、やっぱりこれからはソフトウェアの時代かなぁ。クラウドコンピューティングとかがもっと一般的になったら、よりソフトウェアの需要が増えてくると思います。ハードウェアはいつも買いたたかれるだけだからなぁ。ハードウェアの進歩は止まりませんが、かなりシンプルな構成のものしか今後は作られることがないかもしれませんね。

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<追伸>
例えばこのまま一人で生きたとしたらどうなるんだろうか?後悔するんだろうか?しかし、誰かにごちゃごちゃ言われながら生活するなんて、全くイメージがつかない。多分最初は「あれやってあげる、これやってあげる」だったのが、次第に「あれしてね、これしてね」になり、その後「あれしろ、これしろ」になって、最終的には「・・・」ってなる。最初だけ楽しかったらそれでよいのかな。もう世の中複雑になりすぎて、何が幸せなのかわからなくなった。