2009/03/11

ヘッドハンターについて

LinkedInというサービスを使い始めてから、会社にヘッドハンターからの電話がかかってくるようになりました。LinkedInにはいままでの職歴をのせてあるのですが、日本のユーザーは少ないので目にとまりやすいのかもしれません。

一度だけ電話でのインタビューに応じたことがあるのですが、僕としてはどうにもこの人達を信用することができません。見ず知らずの人が電話をかけてきて、「あなたにぴったりの職がありますよ」なんて言ってきて、「ああ、いいですね」なんてことにはならんと思うが。成功率はどの程度なんだろうか?大きなオファーがあったとしても疑わしいし、どっかの馬の骨な会社名だされても、なんだかなぁって感じ。

結局のところ、日本にある外資系のエンジニア職ってFAE(Field Application Engineer)というポジションが多く、僕がやりたいR&Dの職はほとんどありません。どこの会社でもそうですが、例えば日本の企業だったら製品開発は日本で、アメリカにいる人はサポートだけです。その逆もしかりで、海外企業の日本法人で開発をやってるところはほとんどないと思う。ハードウェア業界では、特にそれが顕著です。なので、僕は日本にある外資系企業は一切興味がありません。多分給料は今以上にもらえるのかもしれないけど、本当にやりたいことが他にあるとわかっててその仕事をまっとうできる自信がない。野心がまったくないというわけではないけど、自分がやりたいことは、自分のタイミングで、自分で決めればよいだけなので、できればそっとしておいて欲しいなぁ。まあ、転職する人にのっかって儲けるのがヘッドハンターの仕事だから、しょうがないのかもしれないけどね。

まあ、この就職氷河期に贅沢な悩みなのかもしれないが。それだけの経験を積み、どんな時勢でも生き抜ける力を得たという自信はあるけどね。カードを切るきっかけは人ではなく、自分でありたい。

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<追伸>
最近ちょっと臨時収入があったので、本を買いまくって読みまくってます。僕が直面してるようなことは、世界の誰かがすでに解決済みで、そういうのが本にしたためられてるケースが多い。問題に直面してからでは遅いけど、本を読むことで窮地を脱することができるかもしれない。ビジネス本に限らず、小説にだっていろんな情報が込められていたりする。知識を得たいんだったら、まずは本を読むことなんじゃなかろうか。