1)考察・結論を必ず言う
結論が導ける場合には、必ず言いましょう。誰かが結論を言わないと、議論は収束に向かいません。例えそれが間違っていたとしても、それは議論を進める中で修正していけばいいことです。無論、常に結論が導けるほど実証が揃っていないことがあります。そういう時には最低でも自分の考察を述べましょう。考察を述べることで、結論に向かうには何が必要なのかを議論することができます。
2)理論・事実・データに基づく
結論を導く時は必ず理論・事実・データに基づきましょう。結論は裏付けが必要となります。場当たり的な結論を述べて、立証する過程が抜けていると議論が迷走します。「〜故に〜となる」という説明がちゃんとできるようにしておきましょう。もし説明が用意できなければ、考察にとどめましょう。これらが揃ってると自分も他人も共通で納得できます。
3)間違いを恐れない
間違っててもいいんです。「あの時あなたが〜と言ったから」とかいうバッシングを恐れるのは止めましょう。結論を述べて、みんな納得したのなら、後に間違っていたとしても自分一人の責任ではありません。その場にいた人も気づかなかった、あるいは考えていなかった、という責任があるはずです。むしろ間違いを恐れずに、自分の意見を述べたことを評価すべきと思います。
4)わかる部分とわからない部分を明確に
考察を述べる場合は、わかっている部分とわからない部分を明確にしておきましょう。わかっている部分で考察を述べ、わからない部分で結論に導く、という枠組みを作っておくと、議論が進めやすいです。わからない部分に関して意見を求めることで、更なる実証方法が見つかったりもします。「あれが足りない、これが足りない」という意見は、時に批判の用にも受け取れますが、貴重な意見として前向きに受け止める努力をしましょう。
ついでに、言ってはならないと思ってる4つのフレーズもご紹介。これらを使うと自分から責任が逃げていくようで、気持ち的に楽になりますが、議論はまったく進みません。習慣化されていると気づかないうちに言ってしまうので、日頃から意識しましょう。
間違ってるかもしれませんが・・・
詳しくは知らないのですが・・・
〜だと思われます・・・
詳しくは〜さんに聞いてください・・・
発言に責任を持つことが「プロ意識」なんじゃないかな、と最近思っています。責任取るっつったって、別に会社を辞めさせられるわけじゃないです。もし、結果として不当ななポジションに追いやられたならば、「そんな職場はこっちから願い下げだ!」くらいに思っておけばよいと思います。人の失敗を傍目で眺めるより、チャレンジして失敗する方がよっぽど自分の為になると思う。
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<追伸>
ウェブで見つけたメールアイコンがかっこよかったので、右のコンタクト欄に使ってみた。Gmailにログインしてると、mailtoのタグでGmailのメール作成画面が立ち上がりました。これは便利。でも、あんまりこういう形でコンタクトを取ることはなさそうな気がする。メールアドレスが公開されてて、いつでも意見が送れそうな世の中ですが、意外と敷居は高かったりする。