2007/08/30

日本の起業ブームはいつまで続くのか

日本の起業ブームはいつまで続くのであろうか。あくまでブームであって、シリコンバレーのような未来への発展を感じさせないのはなぜなのだろう?

シリコンバレーはスタンフォード大学が中心となって、確かな「技術」が幹となって発展しています。その技術に魅力を感じて、優秀な人が世界から集まり、その中から面白いアイデアと確かな技術に裏打ちされた企業が発生し、その企業は発展し、そして大学を支援をする。こういった良い循環が起こっているのが、シリコンバレーなのだと思います。

では、日本の起業ブームの幹はなんなのか?まったく正体が掴めない。根底にあるものが見えないので、結局今だけの流行のような気がしてならない。今起業してる会社が未来のGoogleやCiscoになりうるのだろうか?

企業に勤めても、上が詰まっててなかなか出世できない今の若い世代は、結局何のチャンスも与えられることもなく、会社人生を終えてしまうのではないだろうか?

そうすると

「出世できないならば、何か大きな事やってやる」
 →起業しよう

こういった「野心」だけで成り立ってる起業ブームなのであれば、その野心が消えるころがブームの終わりなのかもしれませんね。多くの人たちが起業し、そして多くの人たちが失敗し、その人たちを救済する法もなく、敗者復活が無い社会では、今の起業ブームを継続させることはできないと思います。

僕は今好きな事をやっていますが、果たしてこのままで良いのか常に疑問を持っています。もっと自分を生かせる場所を目指すのも、良いかなと最近思っている。

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<追伸>
織田裕二はペンを持ちながらしゃべるの、いい加減止めた方がいいと思う。