他分野の人がどういうことをやっているのか?というのは、僕が常に知りたいことの一つですが、僕のやっていることを知ってもらうのは僕の楽しみでもあります。そこで今回は僕が僕の仕事で使う、言わば「バイブル」的な本をご紹介。
僕の得意とする分野は「高周波回路設計」です。高周波回路とは、文字通り電気回路を速い速度で動かす回路のことです。電気回路は速度を速くしていくと、徐々にその挙動を変えていきます。その変化を考慮して回路設計しないと、物を作っても動きません。そういう設計ノウハウを詰め込んだ本が Dr. Howard Johnson著の「Black Magic」シリーズです。
高周波回路についての理論を説明する本はたくさんありますが、具体的な設計手法を例題に基本的な部分から応用までを教えてくれる、とても便利な本です。設計をする時には常に「どこで線引きをするか」が問題になります。つまり、「どこまでを良しとするか」というのを判断するのが、とても難しいのです。「長さはどこまで許されるのか?」とか「高さはどこまで小さくできるか?」とかです。そういった「どこまで」を解決してくれる素晴らしい本だと僕は思います。
これから高周波回路設計に携わる人は、そこに広がる壮大な世界を楽しんでみてください。知れば知るほど楽しくなってきますよ。
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<追伸>
朝の更新になってしまった。でも、更新したたけ良しとするか。水曜日は更新しずらいんだよね〜。