こんなのあったらいいな、という欲望をプロトタイプにしてしまった人がいるみたいです。実際にはまだなくて、コンセプト段階ですが、こんな楽器があったら楽しそう。
Lemurというシーケンサーが、これに一番近そう。多分似たようなファンクションは持ってると思うが、One Person Bandはこれ一つでシンセサイザー・レコーディング・シーケンサーなど、なんでもできるという仕様みたいです。
シーケンサーなんかは、あんまり打鍵感とかは必要ないのかもしれないが、ピアノの鍵盤のように使おうとすると、やっぱり打鍵感が必要になってくるので、そこはタッチパネルだとつらいかな。押してる強さを検知するようなタッチパネルだったら、感じは違うけど打鍵の強弱をコントロールすることはできますね。
ここまでやるならば、特にピアノの鍵盤という概念に縛られる必要もないじゃないかと思います。確かに打鍵感はないけど、タッチパネルには、タッチするポジションとか指の本数とかスライドするスピードなど、ピアノの鍵盤よりももっといろんな情報を得ることができます。それらの情報をうまく生かして、新時代の新たなインターフェイスを作り上げていけばいいんじゃないかと思う。ドット単位で情報を持つことも可能なんだから、可能性も無限であろう。
このインターフェイスを、アナログと混在させたりすると面白いかもしれない。インターフェイスはデジタルなタッチパッドなんだけど、動くのは何千本もの弦だったりとか。今まで人間の肉体では操りきれない量の音を操って、音楽が演奏できるかもしれない。
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<追伸>
最近景気が悪くなってきたせいか、人の意見も何かと消極的になってます。「そんなんじゃできない」とか「それは無理だ」とか。新しいことに挑めば、できない理由なんていつだって死ぬほどあるわけで、そこをかいくぐって新たなものを作り出すには、やっぱり前向きな試行錯誤が必要になってきます。チャレンジしてダメでも、どうせ失うものなんてないわけで。しかも、エンジニアなんだから事務処理みたいなことばかりやってないで、新しいものを作り出していく誠意を見せて欲しいものだ、と思う。「無理だって言うのは、いつだってチャレンジしてないやつ」という言葉を聞いたことありますが、その通りかもなぁ。