2007/06/25

テクノロ散策おすすめ 夏の読書ベスト10

テクノロ散策がおすすめする、夏の読書ベスト10です。僕が読んだ本の中で、特に気に入ったものをリスト化してます。皆様のこの夏の読書のネタにでもなれば幸いです。

10)パラレルワールドラブストーリー


乗っている電車のドアのすぐ向こう側に、同じスピードで電車が走っていたという経験をしたことないでしょうか?反対側の電車の人がすごく近い距離に見えてるんだけど、触る事も話しかける事もできないですよね。でも、毎日反対側にいる人がいて、その人に恋してしまったとしたら?その人が、友人の婚約者として現れたとしたら?そんな、不思議な「もしも」を感じさせてくれる本です。

9)大地の子 1〜4


この本は4巻あります。すごく長いですが、読み終えたとき達成感がありました。戦争で中国に取り残された子供が、厳しい環境の中でいい人悪い人に囲まれ、日本人だと罵られながら、苦難を乗り越えて成長して行く様子が、まるで自分のことかのように感じられます。

8)ここに地終わり海始まる 上・下


阪神大震災で家を無くし、夫が浮気してバックれ、何も無い状態の子連れの女性が、同じく地震で行き場を無くした子供たちと長野の山小屋で共同生活をしていく、という話しです。山小屋での自然豊かな感じが、文章で表現されていて、つらいことばかりのストーリーなのになぜか心が洗われる感じがしました。文章力ってのはこういうことを言うんだなぁ。

7)そのときは彼によろしく


子供の頃からずっと好きだった女性を、いつまで想い続けられるだろうか?そういう想いってのは、子供だからとか大人だからとかじゃなくて、いつでも誰にでも宿るものなのだ、と思いました。こういう想いを大事にしたい時に読み返したいと思います。僕もこんな恋を青春時代にしたかったよ。

6)一瞬の風になれ


昔陸上をやってたので、これを読み終わったとき走りたくなりました。速く走ることってのは自分自身以外に価値はないけど、青春時代にそれをわかちあう仲間に出会うことは、一生の財産となるでしょう。青春っていいよね、っていうそんな感じ。

5)殺人鬼


この本は怖いです。ひたすら怖いし、グロい。13日の金曜日みたいな感じです。映像にしたら僕は見ないでしょう。でも、人が徐々に殺人鬼に追いつめられていく感じとか、殺される直前の心理状態まで描写してます。夜中に読むのは止めましょう。

4)模倣犯


べたな作品ですが、これはすごく面白かった。映画は腐ってたけど。登場人物の気持ちの動きがすごく繊細に描かれていて、まるで自分がその人になったように感じてしまいました。上下巻あってボリュームたっぷりですが、毎ページあきさせません。

3)すべての雲は銀の


これも山小屋ネタですが、失恋で痛んだ心を山小屋の不思議な共同生活で癒していく話しです。許せないけど、許したいけど、やっぱり許せねぇなー。女性は言うよ「なんで男は浮気するのか」と。この本を踏まえて、逆に俺も言おう「女だって浮気するじゃねーか」と。

2)慟哭


細かい事書きませんが、この本を最後まで読むと絶対読み返します。衝撃のラストです。僕は3回くらい読み返しました。貫井徳郎さんの本は、いつもラストにかなりの衝撃があります。他の作品も面白いですよ。この本をきっかけにしてみてください。

1)手紙


僕はこれを読んで泣きました。犯罪は、罪を犯した人だけでなく、その犯罪に関わる全ての人に影響を及ぼしてしまう、ということを痛烈に感じました。犯罪者の親戚は関係ないはずなのに、やっぱり変な目で見てしまう。自分の周りにいたら、普通に接することができるだろうか?自分だったらどうするだろうか?っていろいろ考えさせられました。

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<追伸>
ユニクロの5フィンガーソックスがすごくいい。これはハマるよ。足がすっきりする。ユニクロの店員って、なんであんなに気持ちいい対応できるのかね?他の店もあーゆー風にやるべし。