21世紀を生き残る為に必要な能力とはなにか?21世紀はまだまだ始まったばっかりですが、21世紀に入ってからの技術躍進はかなりのスピードで、ちょっと気を抜くと取り残されそう。そんな21世紀を生き抜く為に必要な事を、以下2点にまとめてみました。
1)専門分野を持つ
もうそろそろ「目的意識も無しに大学に入って、卒業してから会社で能力開発」という時代は終わるかなと思います。時代が終わると言うよりは、企業が「即戦力」を要求しつつあるので、そういう人から淘汰されていくという感じかもしれません。技術系の分野でいうと、どんな開発業務でも非常に多くの知識が必要であり、高い技術が要求されます。そこへ何も知らない新人がポンと来て「エクセルの使い方教えてください」では正直言って話になりません。人材を育てて行くことも重要ですが、今の製品サイクルを考えるとそうそう悠長なことを言ってる時間はないのです。なので、できれば高校三年生くらいの時に「将来この職業について、こう働きたい」というビジョンを持って進路を決めた方がよいと思います。その進路は大学に限らずなんでもいいのですすが、できるだけ早い内に「自分の専門分野」を開拓し、その分野の基礎をしっかり築くことが重要です。文系上がりのSEというのも希有な存在になっていくような気がします。っつーか希有にならなきゃ、この国の技術はもうダメだ。
2)専門分野の中でオールラウンダーとなる
専門とオールラウンダーは相対する言葉のようにも思えますが、要は「自分が働くフィールドを限定しすぎない」ということです。「ある分野のこれが誰よりも上手にできます」というのも一時は武器となるでしょう。しかし、時代が過ぎてその技術が陳腐化したら?誰も必要としなくなったら?「ここだけ」と限定している時点で、その人の進歩は止まってます。しかし、時代は流れて技術は進歩し続けます。技術進歩は我々を待ってくれません。いつしか僕の専門分野の「半導体」という技術も陳腐化する日がくるかもしれません、しかし「回路設計」やその他の要素技術はなかなか死に絶えることは無いでしょう。どこを自分の分野と捉えるかは自分次第ですが、将来性があり自分が興味を持てる分野のオールラウンダーを目指しましょう。
最近リクルートスーツに身を包んだ人をたくさんみかけますが、彼らの中でビジョンを持って職を得ようとしてる人がどれだけいるのだろうか?「とりあえず大手」「とりあえず公務員」「とりあえずどこでも」この「とりあえず」は後々致命的になってこないでしょうか?「とりあえず」を5年続けて、気づいたら身動きが取れない状態になってしまわないでしょうか?先を見ましょう、現実を見据えましょう、そして自分自身で進む道を選びましょう。
誰も「走れ」なんて言いません。スタートの号砲は自分で鳴らすしかないのです。
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<追伸>
Manoi PF01に腕立て伏せをさせたら、両肩のサーボがやられました。う〜んショックがでかい。部品の値段としては大したことはないのですが、またバラして組み立てて調整する手間が・・・。まあ、これもロボットの醍醐味ですかね。これを教訓にして、サーボへの付加を考えながら動かしていってみたいと思います。