2008/02/11

Safariのブラウザーエンジン「Webkit」は速い

MacのSafariは「Webkit」と呼ばれるブラウザーエンジンを搭載しています。そのWebkitの新しいバージョンが近々リリースされるようです。「Webkit Nightly Build」としてテストバージョンのブラウザーがリリースされていたので試してみたところ、動作が結構速い。テストバージョンと言っても、特に不安定なところはないので、興味のある方はお試しあれ。



WebkitはKDEで使用されているKHTMLとKJSライブラリがベースとなっています。OS XではSafariだけでなく、DashboardとかMail等たくさんのアプリケーションで使われているそうです。

オープンソースプロジェクトだ
そして、Webkitはオープンソースプロジェクトなので、誰でも開発に参加できます。コードを書くという作業がもちろんメインですが、その他にもドキュメント作成でプロジェクトに貢献することも可能ということです。最近いろんなオープンソースプロジェクトを物色しているのですが、これはなかなか面白そう。

とりあえずビルドしてみることに
手始めにソースを入手してビルドしてみることにしました。ビルドのやり方もWebkitのホームページに書いてあります。ビルドは専用スクリプトを使うみたいなのですが、Xcode上からの実行方法がよくわからない。ターミナルからコマンド実行するとビルドは走ってるようですが、これだとXcode使う意味がないか。Xcodeでコード修正して、ターミナルでビルド?全部Xcode上でできないのだろうか?この辺から解きほぐしていかないとダメですねぇ。

いきなりビルドエラー
Xcodeは置いといて、とりあえずターミナルからスクリプトを実行してビルドしてみると、「Webkit.expというファイルが見つかりません」というエラーがでました。ファイルはあるのですが、パスが張られてないのかな。意外と手こずるなぁ。先ずはビルドを通して、ちゃんとした開発環境を立ち上げないと話しになりませんね。先は長そうだ。

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<追伸>
僕はちゃんとしたソフトウェア開発をしたことがないので、これを機会に勉強しますかね。プログラミングスキルも大事ですが、開発環境とかソース管理とかのやり方をちゃんと理解していないと、なにをデバッグしているのかわからなくなってしまう。半導体開発もツールを使いますが、やっぱり開発環境立ち上げに苦労します。ライブラリが欠落してるというケースが多かった。半導体の場合はソフトウェア開発と違って、ソフトウェアで言うところの「ビルド」が通ったら完成です。配置配線→タイミング検証→デザインルールチェック→回路チェック→完成、という手順です。タイミング検証でちゃんと全ての制約を満たすのが大変です。あと、デザインルールチェックで深くこけるとやばい。