iGTDというMac用GTD(Getting Things Done)フリーウェアがリリースされているようです。
iGTD
インターフェイスは英語ですが、日本語で入力しても問題ありませんでした。GTDを導入したいんだけど、なかなかうまい方法がみつからないという方にお勧めです。GTDの基本概念がツール化されており、GUIのインターフェイスで直感的にタスク管理ができます。フリーウェアなので、高価なPDAを導入する前にこれを使ってみるというのも手かもしれません。また、Quicksilverと連携してQuicksilverウィンドウから直接タスクを放り込むことが可能です。
主な仕様は以下の通りです。
通常のGTD仕様にあわせてInboxがあり、タスクを作るとまずはInboxに分類されます。
「Contexts」を作り、タスクを実行する場所(家でやるのか?それともオフィス?など)を分類できます。
「Projects」は階層構造になっており、ユーザーが学生の場合には教科毎にプロジェクトをたてたり、エンジニアであれば扱ってる開発プロジェクト毎のタスク管理ができます。
個別のタスクにはコメントをつけられます(なるべくモチベーションをあげるようなコメントをつけよう)。
(恐怖の)締め切りを設定できます。
その締め切りが定期的に実行されるイベント(例えば毎週金曜日に業務進捗表を提出とか、(かったる〜))としても設定でます。
タグ付けをして検索性を高めることもできます。
マックのアドレスブックとシンクロして、連絡先とタスクをリンクさせることもできます。
その他タスク関連の機能は、今実行しているタスクにフラグを立てられたり、「Maybe(いつかやるかも)」、「Pending(延期)」、「Wait for(待ちの状態)」に分類してそれぞれの分類毎のタスクを並べて表示したりできます。これらの操作は全部ワンクリックです。
Quicksilverのプラグインを導入すると、Quicksilverのウィンドウから直接タスクを放り込むことができます。しかし、Quicksilver上ではテキストボックスで日本語入力ができませんでしたので、ご注意。
基本的な使い方としては、「.」を押してテキストモードに入り、Actionウィンドウから「Put Into iGTD inbox」を指定するだけでタスクを作れます。また、ファイルを指定すると、そのファイルがそのままinboxにタスクとして追加されます。
以下は上級編コマンドです。Quicksilverのテキストフィールドに入力します。基本的なやつを2つほどご紹介します。詳細を知りたい方はiGTDのQuicksilver解説ページを参照
・developmentというContextに「Remove a bag」というタスクを追加
・igtdというProjectに「Remove a bag」というタスクを追加
こういうツールが無料で手に入るというのは素晴らしいことです。これで世の中にGTDが広まれば、ストレスフリーの世界になるかも(?)しれませんね。